ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年3月23日~29日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年3月23日~29日

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1位 阪神・藤浪、長坂、伊藤 新型コロナの感染公表 NPBでは初
2位 プロ野球開幕 さらに延期? 5月開幕に向けて本格準備
3位 東北勢限定センバツ 仙台育英監督の呼びかけで来月開催へ

 

1位 阪神・藤浪、長坂、伊藤 新型コロナの感染公表 NPBでは初(27日金曜日)
 阪神は26日、藤浪晋太郎投手が新型コロナウイルス感染の疑いがあるとしてPCR検査を受けたと発表した。NPB選手が検査を受けることを公表するのは初めての事例だ。

 そして27日、藤浪投手のほか、長坂拳弥捕手、伊藤隼太外野手の感染が発表された。3選手は、14日に行われた食事会に同席しており、感染が確認された3選手のほか、4選手と社外から5名が参加していたという。現在感染が確認されたのは3選手だが、この食事会によるクラスター感染に発展する可能性も否定できない。また、中日は29日、伊藤外野手と接触したの2選手を自宅待機すると発表した。

 3選手は現在入院中だが、いずれも咳や熱などの症状はないという。

 藤浪は数日前から嗅覚異常や味覚障害を感じていたという。こうした症状が感染発覚のきっかけになればいいという啓蒙から、今回の公表に至った。これまで、海外の事例から一部の人の耳には届いていたかもしれないが、藤浪投手、阪神球団の決断により、より周知されたことだろう。

 この藤浪投手の決断に対しダルビッシュ投手は、「嗅覚がおかしいってだけで名乗り出た藤浪選手はすごいと思う。情報収集している証拠やし、自分の身体に敏感な証拠。関係者の感染リスクもかなり抑えられたはず」とコメントした。

 

2位 プロ野球開幕 さらに延期? 5月開幕に向けて本格準備(27日金曜日)
 27日に開かれたセ・リーグの臨時理事会で、プロ野球の開幕を5月に向けて本格準備していることがわかった。

 23日に行われた12球団代表者会議では、4月24日の開幕を目指すと決議されていた。27日には、阪神タイガース藤浪晋太郎投手ら3選手が、新型コロナウイルスに感染していたことが発表されていた。

 しかし、あくまでも開幕日の目標照準は4月23日だ。NPBの井原敦事務局長は「これをきっかけに考えることはない。今は24日開幕を目指す」と話した。

 無観客試合により球団はSNSを使ったファンサービスを進化させ、開幕延期のためにファンは開幕の歓びを極限まで溜めた。プロ野球開幕までのハードルは高いが、選手も球団もファンも開幕を待ち続けている。いつか開幕して、球場をファンが埋め尽くすとき、プロ野球はいまよりももっとエンターテインメントとして発展しているはずだ。今はその準備期間だと思いたい。

 

3位 東北勢限定センバツ 仙台育英監督の呼びかけで来月開催へ(24日火曜日)
 24日、新型コロナウイルスの影響で中止が発表された第92回選抜高等学校野球大会に出場予定だった仙台育英(宮城)、鶴岡東(山形)、磐城(福島)の東北勢3校が4月26日に練習試合を行うことが明らかになった。仙台育英の須江航監督の発案により、”東北勢限定センバツ”が開催されることになったかたちだ。

 3校による変則ダブルヘッダーで計3試合を仙台市内で実施予定。センバツの甲子園で付ける予定だった1番から18番の背番号でプレーするという。

 3月11日、センバツの中止が発表され、高野連センバツの代替案を検討しているというが、いまだ具体的な案は発表されていない。選手や関係者の落胆が消えない中での名案だ。

 同じくセンバツに出場予定だった花咲徳栄(埼玉)が自校のグラウンドで入場行進や校歌斉唱を行うなど、独自の代替案を見せる学校もあるが、東北勢による特別試合は今後、出場予定だった高校への代替案のひとつのモデルケースとなるかもしれない。


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野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年3月16日~22日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年3月16日~22日

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1位 MLB 開幕戦をさらに延期 最短でも5月中旬以降か
2位 レッドソックスのサイン盗み疑惑 調査終了報道
3位 ソフトバンク 育成3年目の尾形・リチャード両選手の支配下契約を発表
4位 自律神経失調症の西武多和田 3軍合流が決定
5位 楽天・岸 無期限ファーム調整決定で先発ローテ白紙に


1位 MLB 開幕戦をさらに延期 最短でも5月中旬以降か(日本時間17日火曜日)
 MLBは日本時間17日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開幕戦を最短でも5月中旬以降に延期すると発表した。

 先週、オープン戦を中止し、開幕戦を最低2週間延期すると発表していたが、当初の予定よりもさらに延期されることになる。これに伴い、選手の契約の見直しや給料の補填なども協議されている。

 開幕戦延期により、各選手にはキャンプ地残留、本拠地で調整、帰宅の3つの選択肢が与えられた。田中将大投手はキャンプ地に残り練習を継続、前田健太投手、秋山翔吾外野手が合同練習を行うことになった。一方で、大谷翔平、山口俊両選手が日本に一時帰国するのではないかという見方が出てきている。

 開幕戦について、一部には7月開幕の可能性もあるといい、レギュラーシーズンの短縮だけでなく、オールスター戦中止やポストシーズン短縮、ワールドシリーズ延期の可能性も浮上しているという。

 今回の新型コロナウイルス騒動がもたらす影響は大きく、アメリカの経済誌フォーブスによると、野球を含むアメリカのメジャースポーツの開幕があと2か月開催されないと、最低でも50億ドル(約5400億円)の経済損失になるという試算も出ている。これに割を食う選手が出てこないことを願いたい。

 

2位 レッドソックスのサイン盗み疑惑 調査終了報道(日本時間22日日曜日)

 レッドソックスワールドシリーズを制覇した2018年にサイン盗みを行っていた疑惑に対して、 MLBは日本時間22日、同球団が電子機器を使用してサイン盗みをしていたと判断して調査を終えたと、複数のアメリカメディアが報じた。

 レッドソックスは今年1月、球場内のビデオリプレールームでサイン盗みをしていた報じられ、コーラ監督の解任を発表していた。

 コーラ前監督解任後、レッドソックスではベンチコーチのレネキー氏が「監督代行」として指揮を執っている。レネキー氏にもサイン盗みの関与がないことが証明されるなど、一連の騒動に対する調査を終えるまで正式な監督就任は発表しないというが、現在も正式な監督就任には至っていない。

 新型コロナウイルスの影響による開幕延期が多くの話題を集めるが、この事実を看過してはならない。

 

3位 ソフトバンク 育成3年目の尾形・リチャード両選手の支配下契約を発表(16日月曜日)

 ソフトバンクは16日、育成3年目の尾形崇斗投手、砂川リチャード内野手支配下選手契約を結んだと発表した。

 昨シーズンが終わると、ともにアジアウィンターリーグに参加し、リチャードは本塁打と打点の二冠に輝き、尾形は10試合に登板して防御率0.77、11.2回を投げて23奪三振を記録した。ともに春季キャンプから初めて一軍に帯同し、オープン戦からアピールを続け、リチャードは2本塁打、尾形は5試合に登板し防御率.0.00の好成績を残した。

 ソフトバンクの中継ぎ陣は毎年、岩嵜翔投手、加治屋蓮投手、甲斐野央投手と右の本格派が名を連ねるが、今シーズンは怪我や二軍調整が続いている。そんな中で支配下登録された尾形は、直球が武器で高い奪三振能力を持っており、今シーズンは重要な場面での登板機会が多く与えられるかもしれない。

 リチャードの支配下登録も、球団の思惑が伝わる。今シーズン、デスパイネとグラシアル両選手が東京五輪予選のため一時的にチームを離脱する。長打力を武器とするリチャードには、その間のポイントゲッターとしての期待がかかる。さらには、内川聖一松田宣浩内野手に代わる、近い将来のクリンナップとして据えたいという狙いもあるだろう。

 育成入団の同期には周東佑京内野手がいるが、昨シーズンの活躍は誰しも知るところだ。リチャード、尾形両選手も、スターダムを駆け上がることができるだろうか。

 

4位 自律神経失調症の西武多和田 3軍合流が決定(22日日曜日)

 西武は22日、契約保留選手となっていた多和田真三郎投手が、24日の練習から3軍に合流することを発表した。24日の3軍合流時点ではまだ契約保留選手だが、渡辺久信GMは「プロ野球選手として心身ともにやっていけると判断できたら契約したい」と話した。

 多和田投手は2018年に16勝を挙げ最多勝を獲得し、昨シーズンは初の開幕投手を務めた。しかし、9月に頻脈性不整脈が発覚すると、その原因が自律神経失調症と発表され、契約保留選手となっていた。

 西武は、開幕投手が内定しているニール投手を筆頭に、初の2桁勝利を挙げた髙橋光成投手、チーム最多の投球回数を記録した今井達也投手、プロ初勝利を含む6勝を挙げブレイクの兆しを見せた本田圭佑投手、ルーキーながら7勝を挙げた松本航投手、FA残留を宣言した十亀剣投手など、昨シーズンの活躍により今シーズンの飛躍が期待される選手が数多くいる。さらに、今シーズンは松坂大輔投手が14年ぶりに西武に復帰した。

 2年連続リーグ制覇を果たした西武だが、チーム防御率も2年連続で最下位に沈んでおり、今シーズンの課題は明白だ。それだけに、多和田の早期復帰が待たれる。

 

5位 楽天・岸 無期限ファーム調整決定で先発ローテ白紙に(18日水曜日)
 楽天岸孝之投手の無期限ファーム再調整が18日、決まった。これにより、開幕ローテーション入りが白紙となった。

 昨シーズン、岸は開幕戦での左太もも裏の違和感や扁桃炎による離脱などで、自己ワーストの3勝に終わった。今シーズンの復調が期されたが、ここで無念の離脱となった。

 楽天はすでに則本昂大投手が開幕投手に内定している。そのほか、昨シーズン8勝を挙げた石橋良太投手、同じく9勝の辛島航投手、オープン戦で安定感を見せた2年目の弓削隼人投手、岸と入れ替わりで一軍に合流した塩見貴洋投手など、ローテーション入りが期待される投手がいる。

 さらに、今シーズンから先発に転向する松井裕樹投手、ロッテから移籍した涌井秀章投手といった”新戦力”もローテーションの筆頭候補だろう。

 この顔ぶれを見ても、先発投手陣が充実しているように思えるが、開幕ダッシュを狙いたい楽天としては、岸の穴を埋めるべく、ここまでなかなか結果を出せずにいる藤平尚真投手、安楽智大投手、怪我からの復帰を目指す釜田佳直投手、昨シーズン移籍してきた福井優也投手など、新たな先発候補の台頭が待たれる。

 

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 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年3月9日~15日

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1位 センバツ高校野球 史上初の中止を決定

2位 プロ野球 開幕戦延期が正式決定 4月11日以降の開幕目指す

3位 ロッテ 元阪神の鳥谷の獲得を発表ら泥酔騒ぎで謝罪

4位 MLB 開幕戦の延期を発表 オープン戦も全試合中止

5位 巨人 8連敗で球団ワースト更新 13戦勝ち星なしの最下位でオープン戦終了

 

 

1位 センバツ高校野球 史上初の中止を決定

 高野連は11日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、第92回センバツ高校野球大会の開催中止を発表した。先日4日には、出場校に対して無観客での開催を前提に準備を要請すると発表していたが、選手の健康面を考慮して、史上初の決断を下した。

 

 これを受け、出場校の選手や監督だけでなく、多くの野球関係者からコメントが寄せられている。その中で印象的だったコメントを紹介したい。

 

中京大中京高橋源一郎監督

 「自分たちの思うようにならないことがこれからの人生でも出てくる。教育の上では重要なことだと思う」

 

県立岐阜商業・鍛治舎巧監督

 「私たち大人の手で球児たちの夢を潰してしまったなと、私を含めて。そういう思いでいっぱいです。」

 

王貞治ソフトバンク球団会長

 「そういう人たちには、この先いいことがあるよ」

 

桑田真澄PL学園OB会長

 「選手たちの気持ちを考えると、何か救済してあげたいとは思いますが(中略)

 夏の大会に何かアドバンテージを与えるというのはちょっと違うように感じます」

 

カブスダルビッシュ有投手

 「いつか今回の出場校で甲子園でやってほしいなと思います」

 

ヤンキース田中将大投手

 「前例ない処置があってもいいんじゃないか」

 

 

2位 プロ野球 開幕戦延期が正式決定 4月11日以降の開幕目指す

 NPBは9日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月20日に予定されていた開幕戦の延期を決めた。

 

 その後、12日には新たな日程の協議が行われ、開幕戦は4月10日以降のいずれかの金曜日になる見通りだということが明らかになった。レギュラーシーズン143試合に加え、クライマックスシリーズ日本シリーズまでを含め、11月中の終了を目指すという。

 

 一部ではクライマックスシリーズ中止論を噴出しており、また一方では、日程短縮やダブルヘッダーなどの措置を取る必要性があるとの見方もある。

 

 話は変わるが、一般社会でも今回の新型コロナウイルスを機にリモートワークや時差出勤を進める動きがみられる。やってみると「案外いいじゃん」となる例もあるようだ。

 

 今回の開幕戦延期に伴い再燃したCS不要論にも置き換えてみる。もし今シーズンに限り廃止するという措置が取られたとして、「なくてもいいじゃん」という世論が高まったらどうだろうか。

 

 個人的には、リモートワークは賛成だ。しかし、一試合でも多く観戦したい身としては「CSなくてもいいじゃん」とならないことを祈りたい。

 

 

3位 ロッテ 元阪神の鳥谷の獲得を発表

 ロッテは10日、元阪神鳥谷敬内野手との契約を発表した。1年契約で年俸は1600万円。背番号は「00」。

 

 井口監督は鳥谷に対し「内野全部は守ってもらいたいなと思っています」と話している。鳥谷は先日二軍に合流すると、二塁、遊撃の守備練習では軽快な動きを見せた。さらに、経験のある三塁だけでなく、一塁を守る可能性もあるという。

 

 ロッテには昨シーズンまで、内野の全ポジションを守れる鈴木大地がいた。鈴木がFAで楽天に移籍してからも補強は進めてきたが、経験豊富なベテラン内野手の加入は、チームにとって大きな補強となったはずだ。

 

 さらに、鳥谷加入後のロッテの公式SNSは軒並みフォロワー数が増加しているという。今シーズンから加入した佐々木朗希投手の投球練習の動画を公開するなど、SNSの話題が多いロッテだが、鳥谷の入団でさらに賑わいを見せている。

 

 野球界全体として重い雰囲気が続くが、12球団随一の”インフルエンサー”であるロッテには、SNSなどを使って明るい話題をさらに提供してもらいたい。

 

 

4位 MLB 開幕戦の延期を発表 オープン戦も全試合中止

 MLBは日本時間13日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、開幕戦を少なくとも2週間延期することを発表した。さらに、その日からオープン戦全試合も中止するという。

 

 気になる日本人選手だが、オープン戦の突然の終了により、実戦での成績があがらないまま開幕を迎える選手もいる。

 

 エンゼルス大谷翔平選手は打者として出場した9試合で打率.105に終わった。メジャー一年目となるレイズの筒香嘉智外野手は12試合に出場し、オープン戦2試合目で初本塁打を記録するも最終的に打率.179、14打席ノーヒットのまま開幕戦を迎える。筒香と同じくメジャー一年目となるブルージェイズの山口俊投手は4試合に登板し9イニングを投げ5本の本塁打を浴びるなど防御率9.00と苦しんだ。

 

 一方、筒香、山口と同じくメジャー一年目のレッズの秋山翔吾外野手は、10試合に出場し打率.321と開幕1番バッターに向けてアピールした。ヤンキース田中将大投手、カブスダルビッシュ有投手、今シーズンからツインズに移籍した前田健太投手はいずれも順調な仕上がりを見せている。

 

 具体的な開幕時期は明らかとなっていないが、この延期期間中に、調子の上がらない選手(特に一年目の筒香と山口)の復調を期待したい。

 

 

5位 巨人 8連敗で球団ワースト更新 13戦勝ち星なしの最下位でオープン戦終了

 13日に行われた巨人対楽天のオープン戦で、巨人は楽天に逆転負けし、球団ワースト記録を更新する8連敗を喫した。15日のオープン戦でも球団ワーストをさらに更新する9連敗目を喫し、これで13戦連続で勝ち星ゼロのままオープン戦全日程を終了した。

 

 投手陣に課題を感じさせる試合が多く、序盤の大量失点や終盤に失点を重ね追いつかれる、あるいは勝ち越されるシーンが多く見られた。

 

 先発候補は開幕投手に内定している菅野智之投手以外に不安を残す結果となった。先発復帰を目指す田口麗斗投手は3試合に先発し防御率5.27、高卒2年目の戸郷翔征投手は2試合に先発し防御率9.35、昨シーズン韓国リーグで最多勝に輝いたサンチェス投手は2試合(通算3試合)に先発し防御率10.57に終わった。先発として期待されていた髙橋優貴、桜井俊貴両投手は、リリーフ転向が示唆されている。

 

 リーグ連覇を目指す巨人だが、今シーズンは山口俊投手が移籍したこともあり、先発投手陣の再構築が求められる。その中で、不安を感じさせるオープン戦となった。

 

 開幕が延期となったこの間に、先発投手陣の再構築が急務だ。

 

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野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年3月2日~8日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年3月2日~8日

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1位 センバツ高校野球 無観客開催で準備へ 11日に開催可否決定

2位 ヤクルト・石川 3年振り9度目の開幕投手に決定 

   球団最年長記録更新&史上5人目の40歳大役のW快挙

3位 広島 ドーピング違反で出場停止のバティスタの契約解除

4位 ソフトバンク・東浜 プロ8年目で自身初の開幕投手に決定

5位 DeNA 無観客試合でファンからの応援メッセージをビジョンに投影

  

1位 センバツ高校野球 無観客開催で準備へ 11日に開催可否決定

 高野連は4日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、第92回センバツ高校野球大会の通常開催を断念し、出場校に対して無観客での開催を前提に準備を要請すると発表した。

 

 また、組み合わせ抽選会は主催者による代理で実施、甲子園練習や開会式は実施せず、スタンドでの家族や応援団による応援も認めないこともあわせて発表された。

 

 大会可否は11日の委員会で最終発表される。なお、いずれかの方法で開催が決まっていたとしても、状況によっては中止となる可能性もあるという。

 

 ほかの競技でも開催される選抜大会の中止が続々と決定している中で、硬式野球が開催を前提に準備を進めていることについて、様々な意見が飛び交う。それはそれで、今後の高校野球のあり方を考える上でひとつのきっかけとなればいい。個人的には、これに乗じて球数制限や開催日程の調整などのルールも整備されればいいと思っている。

 

 ただひとつ、個人的に気がかりなのが、いずれかの方法で開催されることが決定されれば、絶対に大きな批判が起きるということだ。そうなると、その声は恐らく選手たち耳にも届くだろう。それがプレーに影響することもあるだろう。開催してほしいが、その批判が過熱するのは、大会が終わったあとにしてほしい。高校野球は多くの人の尽力の上に成り立つものだが、主役はあくまでも選手たちなのだ。

 

 

2位 ヤクルト・石川 3年振り9度目の開幕投手に決定 

   球団最年長記録更新&史上5人目の40歳大役のW快挙

 ヤクルトの石川雅規投手が2日、自身3年振りの開幕投手を務めることが明らかになった。

 

 今シーズンは小川泰弘投手、高橋奎二投手らと開幕投手を争っていたが、オープン戦でここまで安定感した投球見せた石川に阪神との開幕戦を託した。一方、阪神西勇輝投手が開幕投手に決まっている。

 

 石川が最後に開幕投手を務めた2017年には、1981年に開幕投手を務めた松岡弘投手が記録した最年長を更新した。通算9度目となる今シーズンの開幕戦では、自身が持つ最年長記録をさらに更新することになる。また、40歳以上での大役は史上5人目。さらに、開幕戦で勝利すると、開幕戦通算6勝となり、北別府学に並ぶセ・リーグ記録となる。

 

 石川は昨シーズン、規定投球回数には達しなかったが小川泰弘投手に次ぐ124回1/3を投げ、チーム最多の8勝を挙げた。昨シーズンまでに記録した通算171勝、投球回数2794回2/3はいずれも現役最多。

 

 百戦錬磨のベテラン左腕が、チームを勢いに乗せることができるだろうか。

 

 

3位 広島 ドーピング違反で出場停止のバティスタの契約解除を発表

 ロッテの井口監督は26日、開幕投手楽天から移籍した美馬学投手に任せることを明かした。

 広島は2日、ドーピング違反で6カ月間の出場停止処分を受けていたサビエル・バティスタ外野手との契約解除を発表した。

 

 バティスタは2016年に育成選手として広島に入団。2017年途中に支配下登録されると、一軍初打席で初本塁打を記録。2018年には25本塁打を記録しチームのリーグ3連覇に貢献。

 

 2019年にもシーズン途中までに26本塁打を記録するも、ドーピング検査で陽性反応を示したことで6カ月の出場停止処分を受けた。その後は母国のウインターリーグに出場しながら契約保留選手としてドーピング調査を進めるも、今週2日に広島は契約解除を発表した。鈴木球団本部長は「ずっと調査をしてきたけど、最終的に原因を突き止められなかったのが事実です」と説明した。

 

 全容が明らかになっていないまま今回の契約解除という結末を迎えることに後味の悪さは残るが、バティスタの活躍中にリーグ連覇を果たしてきたという経緯を考えると、違反の種類も規模も異なるがアストロズのサイン盗み騒動を連想してしまう。

 

 一方、リーグ制覇奪還を目指す広島にとって、厳しい船出となったことには間違いない。

 

4位 ソフトバンク・東浜 プロ8年目で自身初の開幕投手に決定

 ソフトバンク東浜巨投手が6日、プロ8年で自身初の開幕投手を務めることが明らかになった。

 

 ソフトバンクでは先週、開幕投手候補の最有力だった千賀滉大投手が離脱したこともあり、東浜が開幕投手候補の一人となっていた。その後のソフトバンク戦で4本の本塁打を浴びるなど仕上がりが不安視されていたが、2017年の最多勝右腕にロッテとの開幕戦のマウンドを託すこととなった。一方、ロッテは美馬学投手が開幕投手に決まっている。

 

 東浜は亜細亜大学から2012年にドラフト1位でソフトバンクに入団すると、2016年に自己最多の9勝を挙げブレイク。2017年には16勝を挙げ最多勝を獲得し、チームのリーグ優勝と日本一に貢献した。

 

 しかし、翌年は右肩の怪我で7勝にとどまると、昨シーズンは右肘の手術などでわずか2勝に終わるなど、不本意な成績が続いている。この2シーズン、チームは日本シリーズを連覇するも、2年連続でリーグ優勝を逃している。

 

 チームのリーグ制覇、そして東浜自身の復活に向けて、最高のスタートを切ることができるだろうか。

 

 

5位 DeNA 無観客試合でファンからの応援メッセージをビジョンに投影

 DeNAは5日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客試合として開催しているオープン戦の特別企画を発表した。

 

 Twitterに「#ハマスタで心をひとつに」をつけて投稿された応援メッセージが、横浜スタジアムの外野フェンス上部に設置されている「リボンビジョン」に投影されるというもの。

 

 実施される試合は、7日・8日ソフトバンク戦、10日阪神戦、11日広島戦の4試合。

 

 7日のソフトバンク戦では、初回に1番の神里が打席に立つと「ハマのスピードスター攻守打で頑張ってください!応援してます!」などとメッセージが表示された。

 

 常にファンサービスの話題に事欠かないDeNAだが、ファンにとっては残念な判断となった無観客試合でも、その精神は欠かさない。スポーツ以外の多くのコンテンツにとっても、DeNAのサービス精神から学べることは多いのではないかと考えさせられる。

 

 なお、日本ハムも5日、3月13日から始まるDeNAとのオープン戦3連戦で、ファンからのメッセージや応援歌を募集することを発表した。こちらも楽しみにしたい。 

 

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野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年2月24日~3月1日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年2月24日~3月1日

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1位 コロナ拡大防止のため オープン戦残り72試合を無観客で開催

2位 センバツ高校野球は予定通り開催の方針 3月4日に対策会議

3位 センバツ出場予定の明石商業 野球部長ロッテ・美馬 開幕投手に決定 

   FA移籍1年目の開幕投手は史上3人目の快挙ら泥酔騒ぎで謝罪

4位 MLB一年目の筒香・秋山・山口 それぞれオープン戦デビュー

5位 DeNA佐野 開幕4番が内定 「4番・左翼・主将」で筒香の後継者へ

 

 

1位 コロナ拡大防止のため オープン戦残り72試合を無観客で開催

 NPBは26日、新型コロナウイルス拡大に伴い、2月29日から3月15日までの残りのオープン戦全72試合を無観客で開催することを発表した。

 

 これまで、ジェット風船による応援禁止やファンサービスの自粛などのコロナ対策を講じてきたが、ここへきて史上初となるオープン戦無観客という苦肉の策をとったかたちだ。

 

 12球団でいち早く声をあげたのは巨人だった。25日には東京ドームで開催予定だったヤクルトとのオープン戦2試合を無観客試合とすることを発表していた。巨人はその後、阪神日本ハムオリックスにも無観客試合を求めていた。結果として、全球団での無観客試合が決定した。

 

 27日には決定後初のオープン戦が行われたが、西武の山川穂高内野手は「難しい。テンションの上げ方が…」と戸惑いを見せた。また、元巨人の上原浩治氏は、選手はファンに見られて初めて気持ちが入るとも説明しており、この状況は少なからず選手の調整に影響を与えると考えられる。

 

 開幕まであと1か月を切った。誰も離脱することなく、無事開幕を迎えられるだろうか。

 

 

 

 

2位 センバツ高校野球は予定通り開催の方針 3月4日に対策会議

 高野連は25日、第92回センバツ高校野球大会について、現時点では予定通り開催すると方針であると明かした。なお、3月4日のセンバツ運営委員会では、新型コロナウイルスの具体策を話し合う予定になっているという。(まだ先が見えないのにチケットを販売開始したのは謎)

 

 しかし、その後大きな余波を招いているのが、27日に出された安倍晋三首相による休校要請だ。安倍首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため全国の小中高、特別支援学校を3月2日から臨時休校とするよう要請したが、それに伴いセンバツ出場予定の32校も対応に追われることとなった。

 

 野球部も休止する学校、練習は続けるとした学校、さらには無期限で休止する学校などあるが、総じて、新型コロナウイルスの具体策が発表される3月4日を目途に最終判断を下す高校が多い印象だ。

 

 なお、埼玉県で開催予定だった女子硬式野球選抜大会は28日、中止が決定した。野球以外の競技では、ボクシング、自転車、空手、なぎなた少林寺拳法などの選抜大会が中止すると発表されている。

 

 プロ野球ではオープン戦を無観客試合にするなどの対応が見られており、高校野球も何らかの対策が講じられる可能性は高いだろう。

 

 学生競技の中でもとりわけ注目度が高い高校野球高野連の頭のいいおじいちゃんたちの判断に関心が集まる。

 

 

3位 ロッテ・美馬 開幕投手に決定 FA移籍1年目の開幕投手は史上3人目の快挙

 ロッテの井口監督は26日、開幕投手楽天から移籍した美馬学投手に任せることを明かした。

 

 美馬の開幕投手は、2017年以来二度目となる。また、FA移籍1年目での開幕投手は95年工藤公康(西武⇒ダイエー)、00年星野伸之オリックス阪神)以来、史上3人目となる。

 

 ロッテには、昨シーズン開幕投手を務めた石川を筆頭に、成長著しい種市や二木といった若手投手がいる中で、昨シーズン、開幕戦を戦うソフトバンクに対し3勝を挙げ、防御率1.97と相性の良さを見せた美馬が大役を担う。

 

 一方、ソフトバンクは、昨シーズンまで2年連続で開幕投手を務め、今シーズンも開幕投手の筆頭候補とされていた千賀滉大投手が、右前腕部の張りの影響で開幕投手を務めることが難しい状況になった。さらに、新たに開幕投手候補に名乗りを上げた東浜巨投手は、29日の阪神戦に登板し4本の本塁打を浴びるなど課題を残した。

 

 開幕戦まで1か月を切っている。開幕初戦を取り、勢いに乗るのはどちらのチームだ。

 

 

 

4位 MLB一年目の筒香・秋山・山口 それぞれオープン戦デビュー

 MLBでも先週からオープン戦が開幕した。日本時間24日、MLB一年目のシーズンとなるレイズの筒香嘉智外野手、レッズの秋山翔吾外野手が、ともにオープン戦初打席で初安打を記録した。

 

 1年目のオープン戦で初打席初安打は01年のイチローマリナーズ)、05年の中村紀洋ドジャース)に次いで3、4人目。また、オープン戦2戦目でもそれぞれ安打を放ち、メジャーデビュー戦から2試合連続安打も01年のイチローマリナーズ)、03年の松井秀喜ヤンキース)に次ぐ3、4人目となる。

 

 両選手が順調な滑り出しを見せた一方で、こちらもMLB一年目となるブルージェイズの山口俊投手はホロ苦いデビュー戦となった。日本時間25日にオープン戦に初登板初先発すると、2/3回を投げ3安打2四死球3失点で降板した。それでも、2戦目となる日本時間1日には3回2安打1四球3三振1失点と修正力を見せた。

 

 大谷翔平田中将大菊池雄星ダルビッシュ有前田健太平野佳寿と、それぞれオープン戦に出場しているが、MLB一年目の3選手の仕上がりには特に注視していきたい。

 

 

 

5位 DeNA佐野 開幕4番が内定 「4番・左翼・主将」で筒香の後継者へ

 DeNAのラミレス監督は26日、プロ4年目の佐野恵太外野手を開幕戦で4番として起用することを明かした。

 

 昨シーズンの佐野は自己最多となる89試合に出場した。前半戦は主に代打として勝負強さを発揮し、後半戦はクリンナップとしてスタメン出場する機会を勝ち取り、筒香が2番を務めたときには一時4番を務めた。

 

 シーズン終了後にはキャンプキャプテンに就任してから、その後本格的に主将に就任した。今シーズンはキャンプでの実戦や練習試合、オープン戦で4番を務めている。

 

 オープン戦ではこれまで5試合で本塁打ゼロ、打率.133と苦しんでいるが、ラミレス監督は佐野に対し「4番・左翼・主将」と筒香の後継者として期待をかける。

 

 佐野が4番として定着すれば、ロペス、ソト、宮崎と実績のある強打者の上位におき先制力のある打線を作ることができる。あるいは、いずれかを下位において厚みのある打線も面白いだろう。新外国人選手のオースティンも好調で、不調や離脱などなくシーズンを戦うことができれば、12球団随一の打線となるかもしれない。  

 

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野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年2月17日~23日

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1位 右ひじ故障中のソフトバンク甲斐野へのファンの行動が物議呼ぶ 「痛い」という甲斐野にファンは「大丈夫」とサイン要求

2位 センバツ出場予定の明石商業 野球部長ら泥酔騒ぎで謝罪

3位 センバツ出場予定の明石商業 野球部長楽天 戸村打撃投手への頭部直撃を受け、打撃投手のヘルメット着用を義務付けら泥酔騒ぎで謝罪

4位 則本 球団最多タイの6度目の開幕投手に決定

5位 各球団続々と開幕投手を発表 阪神は西、西武はニール、日本ハムは有原、オリックスは山岡

 

 

1位 右ひじ故障中のソフトバンク甲斐野へのファンの行動が物議呼ぶ 「痛い」という甲斐野にファンは「大丈夫」とサイン要求

 キャンプ中に右肘内側側副じん帯一部を損傷し離脱したソフトバンクの甲斐野央投手に対するファンの振る舞いが物議をかもしている。

 

 甲斐野投手は14日、MRI検査を受けて「右肘内側側副靱帯一部損傷」と診断され、18日に血小板を使って組織の修復や再生を図る「PRP療法」を受けたことを明かしていた。甲斐野投手は「激痛です。肘が伸びないので、顔を洗うのも歯を磨くのも、左手を使っています」と話していた。

 

 その甲斐野投手への一部ファンの振る舞いが問題視されるきっかけになったのは、あるソフトバンクファンが自身のSNSに19日に投稿した動画だ。動画には、甲斐野投手がファンにサインを求められている様子が収められている。その中で、甲斐野投手はサインを右手書きながら時折「痛い」と発しており、途中、サインをうまく書けないことを申し訳なく思った甲斐野投手がファンに「もうやめましょう」と提案するも、女性ファンの一人が「全然大丈夫」と、甲斐野投手にサインを求め続けた。

 

 この動画は19日の午前11時40分に投稿されると、これまで1万2000以上リツイートされている。

 

 選手を思いやる気持ちもなければ、人の気遣いさえも蔑ろにするー。あなたのような人には、野球を好きになってほしくなかった。

  

 

2位 センバツ出場予定の明石商業 野球部長ら泥酔騒ぎで謝罪

  3月19日に開幕する第92回選抜高等学校野球大会に出場予定の明石商業(兵庫県)の野球部長とコーチが、酒に酔って迷惑行為を行っていたことが21日、明らかになった。

 

 明石商業の野球部長とコーチは、18日午前0時ごろ、明石駅近くの店で飲食し、店を出た後に交差点で寝転ぶ、交差点で立ち小便をする、バス停留所の時刻表を蹴るなどしたという。野球部関係者の2人のほかに、サッカー部監督もその場で迷惑行為に及んでいたという。さらに、トラブルの様子を撮影された動画もあるという。

 

 市民からの通報で発覚し、部長らは現在、指導を外れている。

 

 明石商業野球部の狭間善徳監督は、「応援してもらっている方々を裏切って申し訳ない。子どもたちには関係のないことなので、1日1日練習に取り組んでいきたい」とコメントした。

 

 明石商業は、今春のセンバツで4季連続の甲子園出場となる。プロが評価する選手も在籍するなど、注目度は高い。それだけに、選手の今後のプレーに少なからず影響が及ぶかもしれない。選手たちがセンバツの舞台で日ごろのプレーを存分に発揮できるよう、見守りたい。

 

 最後に、あなた方のような人間には、教師や指導者になってほしくなかった。

 

 

3位 楽天 戸村打撃投手への頭部直撃を受け、打撃投手のヘルメット着用を義務付け

 楽天は19日、各打撃投手に練習登板時のヘルメット着用を義務付けた。

 

 楽天では18日、打撃練習中に戸村健次打撃投手が頭部に打球を受けて救急搬送され、頭蓋骨多発骨折と軽度の前頭葉脳挫傷と診断された。

 

 これを受けて、着用は各打撃投手の任意となっていたヘルメットの着用を義務付けることとした。なお、今回は防球ネットの縁に当たってはね返った球が頭部に直撃したということから、球団は防球ネットの形状も含めた改良を検討するという。

 

 また、中日も21日から楽天と同様に打撃投手のヘルメット着用を開始した。

 

 グラウンドで命を懸けているのは選手だけではない。そのことを改めて考えさせられる一件だった。

 

 

4位 則本 球団最多タイの6度目の開幕投手に決定 

 楽天則本昂大投手が23日、自身6度目の開幕投手に内定した。2年ぶりの大役で岩隈に並び球団最多タイとなる。

 

 則本は昨年も開幕投手に内定していたが、右肘のクリーニング手術を受けたことで、岸が代役を務めた。

 

 則本は過去5度の開幕戦で通算2勝2敗、防御率2.29の成績を残している。また、今シーズンの開幕戦の相手はオリックスとなるが、昨シーズン則本はオリックス戦に2試合に先発し、1勝1敗の5分も、防御率0.69と安定感のある投球を見せた。開幕戦でチームを勢いに乗せることができるだろうか。

 

 なお、対するオリックス開幕投手は山岡が2年連続2度目で務めることが発表されている。山岡は昨シーズン、楽天戦に7試合先発し、6勝1敗、防御率2.12と圧倒的な強さを誇る。また、則本と山岡は7月16日にマッチアップしており、そのときは両投手好投を見せるも、則本が7回1失点に対し、山岡が8回無失点で投げ勝った。

 

 則本が球団最多タイの6度目の開幕投手という大役に花を添えるか、山岡が圧倒的な強さを誇る楽天に勝負強さを発揮するか。リーグ屈指の好投手の投げ合いが、今から楽しみである。 

 

 

5位 各球団続々と開幕投手を発表

阪神は西、西武はニール、日本ハムは有原、オリックスは山岡

  23日に楽天開幕投手を則本が務めることが明かされたが、今週は各球団でも開幕投手の発表が相次いだ。

 

  18日には阪神西勇輝を、19日には西武がニールを、21日には日本ハムが有原を、22日にはオリックスが山岡をそれぞれを開幕投手と発表した。

 

 西は2年ぶり2度目、阪神では初となる。ニールは初、有原は3年ぶり2度目、山岡は2年連続2度目の大役をなる。

 

 ここまですでに、巨人・菅野、広島・大瀬良、中日・大野が開幕投手に内定している。残すはDeNA、ヤクルト、ソフトバンク、ロッテとなる。

 

 中には大本命となる投手がすでにいる球団もあるが、ロッテはなかなか見えてこない。昨シーズンの開幕投手を務めた石川を筆頭に、成長著しい種市や二木、さらには楽天からFA移籍した美馬も当然候補に入るだろう。

 

 開幕まで残り1か月を切った。各球団の先発投手陣の仕上がりに目が離せない。

 

 

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野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年2月10日~16日

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1位 野村克也氏 死去
2位 前田健太 ツインズ移籍で決着
3位 アストロズ サイン盗みを謝罪 アルトゥーベ「後悔している」
4位 女子プロ野球 今シーズンの新体制を発表 全球団を京都に集結
5位 中日・大野雄大 今シーズンの開幕投手に内定


1位 野村克也氏 死去
 野球評論家の野村克也氏が11日未明、亡くなった。
 
 現役時代は南海(現ソフトバンクホークス)などで活躍し、捕手一筋27年間のプロ野球生活で歴代2位となる3017試合出場、657本塁打、1988打点を記録。65年には戦後初の三冠王に輝き、MVP5回、歴代最多となる19度のベストナインを受賞するなど、プロ野球の歴史に残る活躍を見せた。

 監督としてはヤクルトを3度の日本一に導き、その後阪神やヤクルトでも監督を務めた。監督としての通算成績は3024試合で1565勝1563敗76分け。リーグ優勝5回、日本一は3回。

 野球評論家としては、独自の野球理論から多くの著書を残し、テレビ番組にも多数出演した。

 野村氏が野球界に残した功績は語りつくせない。今後二度と、このような人は現れないだろう。

 

2位 前田健太 ツインズ移籍で決着
 ドジャース前田健太投手が日本時間10日、ツインズへ移籍することが決まった。背番号は広島、ドジャース時代と同じ「18」。基本年俸は報道によると3億3000万円、それに成績に応じたインセンティブが設定されているという。

 先週には、前田健太を含む大型トレードが行われると報道されていたが、対象選手の医療経歴などをめぐり、一時暗礁に乗り上げていたが、結果的には多少の変更はあったが、前田は当初の報道通り、はツインズへの移籍で決着がついた。

 ここ数年前田は、先発と中継ぎの併用が続いていたが、ツインズでは先発起用が濃厚とされている。

 看板選手のジョー・マウアー捕手が引退した昨シーズンのツインズは、若手を起用した戦術で打線が機能し、シーズン本塁打記録を更新する307本塁打を記録した。9年ぶりにア・リーグ中地区優勝を果たすも、地区シリーズ敗退に終わった。

 ポストシーズンで活躍を見せる経験豊富な前田には、優勝請負人として期待がかかる。

 

3位 アストロズ サイン盗みを謝罪 アルトゥーベ「後悔している」
 2017年にワールドシリーズを制覇したアストロズのサイン盗み問題について日本時間14日、球団オーナー、新監督、そしてホセ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマン両内野手が謝罪会見を行った。

 会見でアルトゥーベは「2017年の出来事をアストロズの組織、そして、チーム全体が心苦しく思っていることをお伝えしたい。私たちはファンや球界に及ぼした影響を後悔しています」と選手を代表して謝罪した。ブレグマンも「チーム、組織、私個人が取った行動を本当に申し訳なく思っています」などと話した。

 また、2017年にアストロズワールドシリーズを戦い、サイン盗みの“被害者”としてしばしば語られるカブスダルビッシュ有投手はTwitterで「確かにしたことは悪いんだけど、選手、関係者、家族、ファンの今送っている日常を想像すると心が痛むんだよなぁ」とコメントした。

 一方、当時ブルージェイズに在籍し、サイン盗みが行われたとされるアストロズ戦での炎上によりマイナーに降格し、その後ロッテでプレーしたマイク・ボルシンガー投手はアストロズに対し、ワールドシリーズ制覇の優勝賞金と同額の約34億円の賠償損害を求める民事訴訟を起こした。

 この騒動が収束する気配はいまだ見えない。

 

4位 女子プロ野球 今シーズンの新体制を発表 全球団を京都に集結
 日本女子プロ野球リーグは10日、都内で2020年シーズンの体制発表を行った。

 京都フローラ、愛知ディオーネ埼玉アストライアに育成チームのレイアを加えた4球団を存続させたうえで、愛知、埼玉、京都の名称を残しながら全球団を京都に集約して活動することが発表された。

 昨年11月、全選手の半分以上となる36選手が退団となった女子プロ野球だが、経営難がその原因のひとつとされている。

 今回の新体制で球団を京都に集結させたことは、遠征費用の節約を狙いとしており、また、球団名から地域名を残したのは、いつかそれぞれの球団が本来の拠点に戻ることを想定しているためだという。

 そのほか、選手の契約については、日中は社業をこなし就業後に練習する『社員兼プロ契約』と、契約期間中は毎月20万円を保障したうえで成績によるインセンティブが上乗せされる『プロ契約』の2種類の契約形態も発表された。

 大きな改革を実施した女子野球、今シーズンの発展に期待したい。

 

5位 中日・大野雄大 今シーズンの開幕投手に内定
 昨シーズン、自身初となる最優秀防御率のタイトルを獲得した中日の大野雄大投手が13日、今シーズンの開幕投手に内定したことが報じられた。

 3月20日の開幕戦で相対する広島は、すでに大瀬良大地投手が開幕投手に内定している。

 なお、両投手のマッチアップは通算4度(※)ある。通算1勝1敗で、それぞれの勝ち星はどちらも本拠地での先発登板の時だった。

※ 2019年9月23日にマツダスタジアムで行われた試合は広島永川の引退試合で、打者ひとりで永川が交代したあとは大瀬良が登板しており、こちらは実質的な先発としてカウントした

 ちなみに、両投手にはこんなエピソードがある。
 2013年オフに台湾で開催された「BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」での出来事。
 アップを終えた大野がスパイクを履き替えようとしたところ、スパイクを忘れてきたことに気づいた。スパイクなしではブルペンに入ることができないという状況で、ちょうど足のサイズが同じだった大瀬良からスパイクを借りることができ、事なきを得たという。当時大瀬良は九州共立大学の学生で、その後プロ入りしたときに再開し、「あのときはスパイクを貸してくれてありがとう」とお礼をしたという。

 


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