ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2019年12月16日~22日

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野球ニュース 個人的注目ランキング 2019年12月16日~22日

1位 巨人山口 2年6億6000万円でブルージェイズと合意
2位 ロッテ涌井 金銭トレードで楽天に移籍
3位 ソフトバンク ヤクルト自由契約バレンティンを獲得
4位 DeNA山崎 1億円アップの契約更改でメジャー挑戦の意志伝える
5位 楽天松井 来シーズンの先発転向を明言

 

1位 巨人山口 2年6億6000万円でブルージェイズと合意
 巨人からポスティングシステムMLB移籍を目指している山口俊投手が、日本時間18日、トロント・ブルージェイズと契約合意したと報じられた。

 ブルージェイズは2015年に地区優勝を果たすも、今シーズンまで3年連続で4位に低迷している。今シーズンのブルージェイズは、規定投球回数に達した投手と2桁勝利に達した投手がいずれもゼロだった。先発投手をすでに2選手獲得しており、抑えの経験がある山口を救援として起用する見方もある。

 以前も紹介したが、今シーズンNPB規定投球回数に到達した先発投手を対象に、フォークの投球割合(SF%)とフォークによる失点増減の合計(wSF)を見ると、山口はそれぞれ26.6%、24.2といずれも両リーグ1位だった。起用法は確定していないが、日本人投手の多くが落ちる球を武器として活躍してきた歴史を踏まえると、山口にも活躍が見込める要素はある。

 ブルージェイズニューヨーク・ヤンキースタンパベイ・レイズと同じくアメリカンリーグ東地区に所属しており、それぞれ田中将大投手、筒香嘉智外野手が在籍する。今シーズンと比べて、日本人対決がさらに多く実現しそうだ。


2位 ロッテ涌井 金銭トレードで楽天に移籍
 楽天は19日、ロッテの涌井秀章投手を金銭トレードで獲得したと発表した。

 楽天は今シーズン、先発二本柱の則本昂大投手、岸孝之投手が怪我の影響で不本意な成績に終わるも、前年までプロ4年間で未勝利だった石橋良太投手が8勝を挙げるなど、2年ぶりにAクラス入りを果たした。

 楽天ではすでに、美馬学投手がロッテに移籍することが決まっており、涌井には新たな先発の一員としての期待がかかる。

 近年のロッテは、先発投手に若手の台頭が目立つ。来シーズン以降の涌井の起用法について話し合いが交わされる中で、これからも先発として投げたいという涌井の意志が尊重されて実現したのが、今回のトレードだ。

 涌井は今シーズン、先発として定着してから自己ワーストの3勝(7敗)、防御率4.50に終わった。
 それでも、プロ15年間で通算133勝、最多勝を3度獲得し沢村賞も受賞するなど、実績は申し分ない。

 まだ33歳。技術的にも体力的にも衰えるには早いだろう。
 心機一転、再びエースとしての輝きを取り戻してもらいたい。

 ちなみに僕は、NPBの全ての投手の中で、涌井の投球フォームが一番好きだ。


3位 ソフトバンク ヤクルト自由契約バレンティンを獲得
 ソフトバンクは16日、ヤクルトから自由契約になっていたウラディミール・バレンティン外野手の獲得を発表した。年俸5億円の2年契約。背番号はヤクルト時代の「4」に決まった。

 ソフトバンクは今シーズン、3年連続の日本一を果たすも、レギュラーシーズンは2年連続で2位と悔しい思いをした。チーム防御率はリーグトップの3.63も、チーム得点数がリーグ4位の582に終わった。強力打線のライバル、西武ライオンズのチーム得点数が12球団ダントツの756を記録しており、3年ぶりのリーグ優勝を目指すソフトバンクとしては打線の強化が重要課題だった。

 プロ野球シーズン記録の60本塁打本塁打王3回、通算288本塁打・763打点を記録するなど、バレンティンの強打は誰もが知るところで、打線を強化したいソフトバンクにとっては、今シーズンのFA市場で最もフィットする選手だった。

 尚且つ、来シーズンから外国人枠を外れるため、グラシアルやデスパイネらとの共存も可能だ。

 来シーズンは西武をも凌ぐ最強打線が形成されるかもしれない。


4位 DeNA山崎 1億円アップの契約更改でメジャー挑戦の意志伝える
 DeNA山崎康晃投手は20日、契約更改を終え、1億円増の3億5000万円でサインした。同時に、将来的なメジャー挑戦を球団に伝えた。

 山崎は今シーズン、30セーブを挙げ、2年連続で最多セーブのタイトルを獲得した。プロ一年目から抑えを務め、5年間で通算163セーブを記録し、プレミア12では世界一を経験した。

 山崎の独特な軌道で落ちるツーシームが外国人打者にも通用することは、先のプレミア12でも証明された。タテに落ちる変化球に一定の需要があることは周知の通りで、もし正式にMLB挑戦を表明すれば、獲得に乗り出す球団はあるのではないか。

 もしかすると日本で山崎のプレーを見ることができる最後の年となるかもしれない来シーズン、リーグ制覇と日本一、さらには東京五輪での金メダルと大仕事を成し遂げて海を渡ることができるだろうか。


5位 楽天松井 来シーズンの先発転向を明言
 今季パ・リーグ最優秀救援投手に輝いた楽天松井裕樹投手が17日、契約更改を行い、年俸2億5000万円で4年契約を結んだ。また、その後の会見で、来シーズンの先発転向を明かした。

 これにより、則本、岸の二本柱、今シーズン8勝を挙げブレイクした石橋、ロッテから移籍した涌井の先発右腕、辛島・塩見の先発左腕にさらに一枚加わった。

 松井の先発転向により気になるのが、後任の抑え候補だ。

 今シーズンの楽天で中継ぎとして40試合以上に登板し、来季も楽天でプレーすることが決まっている5投手を対象に、抑えとして重要視される、制球力(与四球率)・奪三振能力(奪三振率)・被本塁打率に加え、フライ傾向の高低(=低ければ本塁打の可能性が低い)を見てみると、以下の通りとなる。

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 この中から新たな抑えが誕生するのか、あるいは新たな候補が名乗りを上げるのか。

 

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