ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年3月16日~22日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年3月16日~22日

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1位 MLB 開幕戦をさらに延期 最短でも5月中旬以降か
2位 レッドソックスのサイン盗み疑惑 調査終了報道
3位 ソフトバンク 育成3年目の尾形・リチャード両選手の支配下契約を発表
4位 自律神経失調症の西武多和田 3軍合流が決定
5位 楽天・岸 無期限ファーム調整決定で先発ローテ白紙に


1位 MLB 開幕戦をさらに延期 最短でも5月中旬以降か(日本時間17日火曜日)
 MLBは日本時間17日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開幕戦を最短でも5月中旬以降に延期すると発表した。

 先週、オープン戦を中止し、開幕戦を最低2週間延期すると発表していたが、当初の予定よりもさらに延期されることになる。これに伴い、選手の契約の見直しや給料の補填なども協議されている。

 開幕戦延期により、各選手にはキャンプ地残留、本拠地で調整、帰宅の3つの選択肢が与えられた。田中将大投手はキャンプ地に残り練習を継続、前田健太投手、秋山翔吾外野手が合同練習を行うことになった。一方で、大谷翔平、山口俊両選手が日本に一時帰国するのではないかという見方が出てきている。

 開幕戦について、一部には7月開幕の可能性もあるといい、レギュラーシーズンの短縮だけでなく、オールスター戦中止やポストシーズン短縮、ワールドシリーズ延期の可能性も浮上しているという。

 今回の新型コロナウイルス騒動がもたらす影響は大きく、アメリカの経済誌フォーブスによると、野球を含むアメリカのメジャースポーツの開幕があと2か月開催されないと、最低でも50億ドル(約5400億円)の経済損失になるという試算も出ている。これに割を食う選手が出てこないことを願いたい。

 

2位 レッドソックスのサイン盗み疑惑 調査終了報道(日本時間22日日曜日)

 レッドソックスワールドシリーズを制覇した2018年にサイン盗みを行っていた疑惑に対して、 MLBは日本時間22日、同球団が電子機器を使用してサイン盗みをしていたと判断して調査を終えたと、複数のアメリカメディアが報じた。

 レッドソックスは今年1月、球場内のビデオリプレールームでサイン盗みをしていた報じられ、コーラ監督の解任を発表していた。

 コーラ前監督解任後、レッドソックスではベンチコーチのレネキー氏が「監督代行」として指揮を執っている。レネキー氏にもサイン盗みの関与がないことが証明されるなど、一連の騒動に対する調査を終えるまで正式な監督就任は発表しないというが、現在も正式な監督就任には至っていない。

 新型コロナウイルスの影響による開幕延期が多くの話題を集めるが、この事実を看過してはならない。

 

3位 ソフトバンク 育成3年目の尾形・リチャード両選手の支配下契約を発表(16日月曜日)

 ソフトバンクは16日、育成3年目の尾形崇斗投手、砂川リチャード内野手支配下選手契約を結んだと発表した。

 昨シーズンが終わると、ともにアジアウィンターリーグに参加し、リチャードは本塁打と打点の二冠に輝き、尾形は10試合に登板して防御率0.77、11.2回を投げて23奪三振を記録した。ともに春季キャンプから初めて一軍に帯同し、オープン戦からアピールを続け、リチャードは2本塁打、尾形は5試合に登板し防御率.0.00の好成績を残した。

 ソフトバンクの中継ぎ陣は毎年、岩嵜翔投手、加治屋蓮投手、甲斐野央投手と右の本格派が名を連ねるが、今シーズンは怪我や二軍調整が続いている。そんな中で支配下登録された尾形は、直球が武器で高い奪三振能力を持っており、今シーズンは重要な場面での登板機会が多く与えられるかもしれない。

 リチャードの支配下登録も、球団の思惑が伝わる。今シーズン、デスパイネとグラシアル両選手が東京五輪予選のため一時的にチームを離脱する。長打力を武器とするリチャードには、その間のポイントゲッターとしての期待がかかる。さらには、内川聖一松田宣浩内野手に代わる、近い将来のクリンナップとして据えたいという狙いもあるだろう。

 育成入団の同期には周東佑京内野手がいるが、昨シーズンの活躍は誰しも知るところだ。リチャード、尾形両選手も、スターダムを駆け上がることができるだろうか。

 

4位 自律神経失調症の西武多和田 3軍合流が決定(22日日曜日)

 西武は22日、契約保留選手となっていた多和田真三郎投手が、24日の練習から3軍に合流することを発表した。24日の3軍合流時点ではまだ契約保留選手だが、渡辺久信GMは「プロ野球選手として心身ともにやっていけると判断できたら契約したい」と話した。

 多和田投手は2018年に16勝を挙げ最多勝を獲得し、昨シーズンは初の開幕投手を務めた。しかし、9月に頻脈性不整脈が発覚すると、その原因が自律神経失調症と発表され、契約保留選手となっていた。

 西武は、開幕投手が内定しているニール投手を筆頭に、初の2桁勝利を挙げた髙橋光成投手、チーム最多の投球回数を記録した今井達也投手、プロ初勝利を含む6勝を挙げブレイクの兆しを見せた本田圭佑投手、ルーキーながら7勝を挙げた松本航投手、FA残留を宣言した十亀剣投手など、昨シーズンの活躍により今シーズンの飛躍が期待される選手が数多くいる。さらに、今シーズンは松坂大輔投手が14年ぶりに西武に復帰した。

 2年連続リーグ制覇を果たした西武だが、チーム防御率も2年連続で最下位に沈んでおり、今シーズンの課題は明白だ。それだけに、多和田の早期復帰が待たれる。

 

5位 楽天・岸 無期限ファーム調整決定で先発ローテ白紙に(18日水曜日)
 楽天岸孝之投手の無期限ファーム再調整が18日、決まった。これにより、開幕ローテーション入りが白紙となった。

 昨シーズン、岸は開幕戦での左太もも裏の違和感や扁桃炎による離脱などで、自己ワーストの3勝に終わった。今シーズンの復調が期されたが、ここで無念の離脱となった。

 楽天はすでに則本昂大投手が開幕投手に内定している。そのほか、昨シーズン8勝を挙げた石橋良太投手、同じく9勝の辛島航投手、オープン戦で安定感を見せた2年目の弓削隼人投手、岸と入れ替わりで一軍に合流した塩見貴洋投手など、ローテーション入りが期待される投手がいる。

 さらに、今シーズンから先発に転向する松井裕樹投手、ロッテから移籍した涌井秀章投手といった”新戦力”もローテーションの筆頭候補だろう。

 この顔ぶれを見ても、先発投手陣が充実しているように思えるが、開幕ダッシュを狙いたい楽天としては、岸の穴を埋めるべく、ここまでなかなか結果を出せずにいる藤平尚真投手、安楽智大投手、怪我からの復帰を目指す釜田佳直投手、昨シーズン移籍してきた福井優也投手など、新たな先発候補の台頭が待たれる。

 

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