ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年6月22日~29日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年6月22日~29日

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1位 プロ野球 7月10日からの有観客試合開催を目指すと発表

2位 MLB 7月23日、24日前後で開幕決定

3位 巨人 楽天・ウィーラーを電撃トレードで獲得

4位 NPBと高野連 3年生救済の合同トライアウト実施を決定

5位 2人のルーキー捕手が躍動 中日・郡司はプロ初安打 ロッテ・佐藤はサヨナラ打 どちらも新人一番乗り

 

1位 プロ野球 7月10日からの有観客試合開催を目指すと発表

 NPBの斉藤コミッショナーは22日、7月10日から観客を入れての試合を開催する方針を明かした。

 

 現在無観客で行われているプロ野球だが、政府の基本的方針に従い、7月10日から5000人を上限とし入場を解禁を目指す。その後、新型コロナウイルスの感染状況次第では、8月以降は収容人数50%までの入場が可能になるという。

 

 各球団でも有観客の準備が進む。23日には、阪神甲子園球場で開催した2軍戦で、12球団で初となる有観客試合を試験的に行った。その試合では、西宮市在住のファンクラブ会員から228人が入場した。球場に入る際に検温などを実施し、マスクの着用を義務付け、さらに、スタンドでは間隔を開け着席し、ジェット風船や大声を出しての応援などを禁止した。なお、阪神ではさらに、NPBで初となる「投げ銭」による応援システムを導入するという。

 

 巨人では、入場が解禁される7月10日からほっともっとフィールド神戸で開催されるヤクルト戦の入場券を、ファンクラブ会員を対象に5000枚以内に限定し販売すると発表した。

 

 

2位 MLB 7月23日、24日前後で開幕決定

 MLBは日本時間24日、開幕が延期していた今シーズンを、7月23日か24日に開幕すると発表した。レギュラーシーズンは60試合。移動による感染リスクを減らすため、同地区での対戦が組まれる。

 

 しかし、この決定は選手会で否決されており、このままでは、選手からの合意がないままシーズンが開幕することになる。

 

 すでに、一部では開幕への異論も挙がっている。カブスダルビッシュ有投手はTwitterで「シーズン始まってもすぐ感染が広がる気がするんですけど。。」と開幕強行の動きを懸念した。実際、ヤンキースエンゼルスなどで、選手や球団関係者が40人の感染が確認された。

 

 さらに、昨シーズンのワールドチャンピオンに輝いたナショナルズのライアン・ジマーマン内野手が、今シーズンの欠場を検討していることも明らかにした。ジマーマンは3週間前に子どもが生まれたばかりで、また、母親が多発性硬化症を患っており、「自分だけでなく、家族のために決断しなければいけない」と心境を明かしている。

 

 開幕日程と同様に議論が進められてきた年俸調停も、明るい結末を迎えることはなく、これらを理由に、選手側によるストライキが決行されると予想する現地メディアもある。

 

 

3位 巨人 楽天・ウィーラーを電撃トレードで獲得

 巨人が25日、投手と楽天ゼラス・ウィーラー内野手のトレードを発表した。

 

 ウィーラーは2015年から楽天でプレーし、5年間で通算106本塁打を記録した。全力プレーと明るい性格もあり、2018年には球団史上初となる外国人選手での副キャプテンを務めた。今シーズンは外国人登録枠が5人に拡大されるも、チーム事情から二軍調整が続いていた。

 

 楽天は現在、松井裕樹投手が今シーズンから先発に転向したことや、プロ3年間で通算164試合に登板している高梨雄平投手が一軍登録を外れていることもあり、左の中継ぎに不安を抱えている。昨シーズの池田投手はわずか2試合の登板に終わったが、貴重な中継ぎ左腕として新天地での活躍を期待したい。

 

 一方、巨人では一軍登録されている外国人野手が現在はパーラ外野手のみで、さらに、ビエイラ投手が登録を抹消したこともあり、外国人選手枠に空席ができていた。ウィーラーは楽天時代、主に三塁を守ったが、原監督は岡本和真内野手を三塁に固定する考えを示しており、ウィーラーを一塁や左翼で起用する方針を明かしている。

 

 試合数が120試合に減った今シーズンは、例年以上にスタートダッシュの重要性が高まる。現在、セ・リーグの首位を走る巨人が、首位固めを図り、選手層のさらなる強化に動いた。

 

 

4位 NPBと高野連 3年生救済の合同トライアウト実施を決定

 

  NPB高野連が共同して、プロを志望する高校3年生の球児のために合同練習を実施することが25日、決まった。新型コロナウイルスの影響で春夏の甲子園が中止となり、プロのスカウトが注目する大会でアピールできなかったことへの救済措置となる。

 

 各地方で独自大会を開催する準備が進むが、地域によってはスカウトが観戦できずに、選手の進路選択の平等性が欠けるということから、高野連からNPBに合同練習を提案したことで実現したという。選手やスカウトだけでなく、プロアマが史上初めて共同で開催する取り組みという点においても、大いに意味があると言える。

 

 合同練習はプロ志望者が集まり、試合形式の練習などが行われるという。8~9月の週末にそれぞれ2日間にわたり、東西に分かれて実施される。人数が多かった場合は、追加日程も検討される。

 

 今年は新型コロナウイルスの影響で高校生がプロ志望届の受け付け開始が例年より早まり8月1日から開始される。10月12日を締め切りとし、10月26日にドラフト会議が行われる。

 

 

5位 2人のルーキー捕手が躍動 中日・郡司はプロ初安打 ロッテ・佐藤はサヨナラ打 どちらも新人一番乗り

 

 今シーズン、一軍デビューを果たしたルーキーは21人を数えた。

 

 開幕2戦目で新人最速となる一軍デビューを飾った中日の橋本侑樹投手、新人一番乗りとなる勝ち星を挙げたソフトバンクの津森宥紀投手、球団史上初となる大卒左腕初登板初勝利を挙げたDeNAの坂本裕哉投手、初先発から2試合続けて圧巻のピッチングを見せた広島の森下暢仁投手、新人ながらチームトップタイの登板数を記録する西武の宮川哲投手など、新人投手の活躍が目立つ。

 

 そんな中、2人の新人捕手が打撃で存在感を放った。中日のドラフト4位ルーキー、郡司裕也捕手は23日のDeNA戦に代打で出場すると、12球団の新人で最速となるプロ初安打を記録した。仙台育英時代の2015年には4番として甲子園準優勝、慶應義塾大学に進学すると4年秋にはリーグ三冠王を獲得している。

 

 また、ロッテのドラフト2位ルーキー、佐藤都志也捕手は27日のオリックス戦に代打で出場すると、プロ初安打を新人最速となるサヨナラ打で飾り、チームの7連勝に貢献した。佐藤は聖光学院時代に2度甲子園に出場し、その後、東洋大に進学すると2年春に首位打者を獲得するなど、通算打率.325を残した。

 

 両選手ともキャンプから「打てる捕手」としてアピールを続けているが、それぞれの試合でその片鱗見せた。今後も、持ち味のバッティングでアピールし、出場機会を増やしたい。