ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年6月29日~7月5日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年6月29日~7月5日

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1位 ソフトバンク・今宮 史上最年少で通算300犠打達成

2位 巨人・原監督 長嶋茂雄氏に並ぶ球団歴代2位タイとなる監督通算1034勝を達成

3位 中日・マルティネス 外国人捕手として20年振りの出場

4位 巨人・戸郷 開幕2連勝で、また桑田以来となる33年振りの快挙達成

5位 ヤクルト・村上 史上2番目となる年少記録でサヨナラ満塁本塁打を記録

 

1位 ソフトバンク・今宮 史上最年少で通算300犠打達成

 ソフトバンク今宮健太内野手が3日、史上7人目となる通算300犠打を達成した。

 

 一点ビハインドで迎えた6回表、1番・栗原がライト前にヒットで出塁すると、今宮がファーストストライクで送りバントを決め、3番・柳田の同点タイムリーを呼び込んだ。

 

 今宮はレギュラーに定着して以降、過去4度、リーグ最多犠打を記録している。通算1067試合目での300犠打達成は、世界記録となる通算533犠打を記録し「バントの神様」と言われた川相昌弘氏の910試合に次ぐスピード記録となる。しかし、川相氏が300犠打を達成したのが30歳のときである一方で、今宮は史上最年少となる28歳での達成となる。

 

 ここ数年は怪我やチームの方針によりクリンナップを打つ機会が増えたことなどから犠打機会が減少しているが、残りの現役生活を考えると、川相氏の記録に迫る大記録の誕生を予感させる。

 

 

2位 巨人・原監督 長嶋茂雄氏に並ぶ球団歴代2位タイとなる監督通算1034勝を達成

 巨人は4日、中日との2回戦を7-2で勝利した。巨人の原辰徳監督はこの勝利で、球団歴代2位タイとなる監督通算1034勝目を挙げた。

 

 巨人は初回に丸佳浩外野手の3ランで先制すると、5回までに5-0とリードを広げた。6回に、先発の田口麗斗投手の後を受け継いだ2番手の鍬原拓也投手がつかまるも、終盤は中川皓太投手、澤村拓一投手と無失点でつなぎ、試合を締めた。

 

 原監督の監督通算1034勝目は、球団では長嶋茂雄終身名誉監督に次ぐ歴代2位タイ。川上哲治氏が持つ球団最多監督勝利記録にあと32勝と迫る。なお、プロ野球記録は元南海監督の鶴岡一人氏の1773勝で、原監督の1034勝は歴代12位タイとなる。

 

 原監督は2002年に監督就任一年目で日本一を達成。その後、2003年に監督を退任するも2006年に二度目、2019年に三度目となる監督就任を果たした。監督通算13年間で8度のリーグ優勝、3度の日本一を記録。今シーズンの開幕戦では、プロ野球史上初となる球団通算6000勝を達成した。

 

 

3位 中日・マルティネス 外国人捕手として20年振りの出場

 中日のアリエル・マルティネス捕手が4日、外国人捕手として20年振りに出場を果たした。

 

 マルティネスは2018年に育成選手として契約すると、二軍通算で打率.250、2本塁打、30打点を記録。今シーズンのウエスタン・リーグでは7打数4安打1本塁打と好成績をマークし、2020年7月1日に支配下登録された。

 

 巨人との3連戦となる3日に代打でプロ初出場を果たすと、菅野から三振を喫した。翌4日には6回に代打で出場し四球を選ぶと、その裏の守備からマスクをかぶり、吉川の盗塁を阻止する強肩を披露した。

 

 NPBの外国人捕手の出場は、元中日のディンゴ以来、20年振り。また、マルティネスが守備に就いた際の投手はゴンサレスで、外国人選手でバッテリーを組むのは29年振り、セ・リーグに限ると65年振りとなる。

 

 なお、5日には8番・キャッチャーでプロ初スタメンで出場すると、第一打席でプロ初安打を含む猛打賞を記録し、チームの勝利に貢献した。

 

 

4位 巨人・戸郷 開幕2連勝で、また桑田以来となる33年振りの快挙達成

 巨人の戸郷翔征投手が30日のDeNA戦に先発し、7回途中を2失点に抑え、2勝目を挙げた。

 

 初回に連打を浴び2点を失うも、その後は6回まで強力打線を無安打に抑えた。7回一死から二塁打を浴びたところで降板するも、中継ぎが後続を抑え、開幕から2連勝を飾った。

 

 前回登板となる開幕4戦目の広島戦で、桑田真澄氏以来33年振りとなる高卒2年目での勝利を記録した戸郷が、この日も桑田以来となる開幕2連勝となった。

 

 戸郷は2019年にドラフト6位で巨人に入団すると、その年、リーグ優勝がかかった大一番でプロ初先発を果たした。さらに、クライマックス・シリーズでは、球団初となる高卒新人で先発登板するなど、将来性を高く評価されている。

 

 昨シーズン、最多勝など投手3冠に輝いた山口俊投手がMLBへ移籍するも、ここまでの2戦はローテーションの一角として、首位を走るチームに大きく貢献している。

 

 

5位 ヤクルト・村上 史上2番目となる年少記録でサヨナラ満塁本塁打を記録

 ヤクルトの村上宗隆内野手が2日、広島との2回戦で試合を決めるサヨナラ満塁本塁打を放った。

 

 5-5で迎えた9回裏、先頭の坂口が四球で出塁すると、続く山田、青木が連打で無死満塁のチャンスを作り、4番の村上が打席に向かった。2ストライクからの3球目をとらえ、左中間席中段まで運ぶ特大の一打を放ち、試合を決めた。

 

 村上のサヨナラ満塁本塁打は自身初。20歳5か月での達成は、元巨人の王貞治氏が1960年に記録した20歳4か月に次ぐ、史上2番目の年少記録となった。

 

 開幕戦で球団最年少で4番に起用された若き大砲が進化を続けている。打率は.354でリーグ7位、3本塁打は同8位タイ、13打点は同2位タイと、最下位に終わった昨シーズンから躍進を図るチームの打線をけん引する。

 

 昨シーズンは高卒2年目で36本塁打、96打点の好成績で新人王を獲得した一方で、両リーグワーストの184三振、三振率31.0%を記録するなど課題を残した。それが今シーズン、ここまで10三振、三振率16.9%と大幅に改善されており、さらに、四球率も昨シーズンの12.5%から18.6%に上昇するなど、確実性が高まっている。

 

 今後はマークがより厳しくなると予想されるが、持ち前の長打力に加え確実性を兼ね備えれば、打撃タイトルを争うほどの成績を残すに違いない。そうすれば、チームの上位進出も見えてくることだろう。