ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2019年12月23日~29日

野球ニュース 個人的注目ランキング 2019年12月23日~29日

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1位 オリックス 球界初の女性スカウトを抜擢
2位 菊池 広島残留を表明
3位 巨人森福 現役引退を決意 
4位 西武 多和田が自律神経失調症と発表
5位 SB柳田 日本人選手最長タイの7年契約で更新 終了後は引退を示唆

 

1位 オリックス 球界初の女性スカウトを抜擢
 オリックスは26日、来年1月1日付の球団人事を発表し、元ソフトボール日本代表で北京五輪金メダリストの乾絵美氏がアマチュアスカウトに就任することがわかった。球界では初の女性スカウトの誕生となる。

 先のドラフト会議で興南高校の宮城大弥投手をはじめ、育成を含めると8人の高卒選手を指名した。また、2021年にも3軍制を導入すると言われている。若手育成に舵を切ったオリックス球団において、新たなスカウトの手腕が試されることだろう。

 今回の女性スカウトの誕生は、勝ち負けを超えた意義のある出来事だ。

 これまで、女性の社会進出や地位向上という面から見ると、野球界は後進的である感が否めなかった。
 それが、先日にはDeNAの南場オーナが女性として初のオーナー会議議長に就任することが決定し、今回は初の女性スカウトが誕生することとなった。

 野球界の発展を考えると、今後はさらに女性の進出が進むのではないだろうか。


2位 菊池 広島残留を表明
 ポスティングシステムMLB移籍を目指していた広島の菊池涼介内野手が27日、残留を発表した。

 菊池は先月球団からポスティングを容認されMLB球団との交渉を進めてきたが、交渉期限の終了となる1月3日を待たずに残留を決意し、あわせて、来シーズン取得見込みの海外FAによるMLB移籍も封印する考えを明かした。

 MLBでは近年、NPB以上に二塁手に打力を求める傾向が強い。それは、データに基づいたシフトを敷くことで、それほど守備範囲が広くない二塁手でもアウトを取れる場面が増えたことがひとつの要因だ。菊池の守備力はMLBでも高い評価を得ていたが、打力を疑問視する声も挙がっていた。契約締結まで至らなかったのには、そうした背景があったのだろう。

 広島球団、ファン、そしてなにより菊池自身にとって複雑な心境のオフになったが、今回の決断が、広島のリーグ制覇奪還、そして東京五輪金メダルの後押しとなることに違いない。


3位 巨人森福 現役引退を決意 
 巨人から戦力外通告を受けた森福允彦投手が今季限りで現役引退することが24日分かった。

 森福は2006年、ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団。2011年からセットアッパーに定着すると、4年連続で50試合以上に登板し、2013年にはWBC日本代表に選出された。2016年オフにFAで巨人に移籍するも、3年間で39試合登板に終わった。2019年オフに戦力外通告を受け、トライアウトを受験するも、NPBからのオファーがなく引退を決意した。

 独得なフォームと制球力を武器に、プロ13年間で通算134ホールドを挙げた。ソフトバンクに在籍した2011年、中日との日本シリーズ第4戦の6回、1点リードも無死満塁という絶体絶命の場面で登板すると、後続を三者凡退で抑え、日本一を引き寄せる名リリーフを見せた。これがのちに「森福の11球」と呼ばれるなど、球界を代表する中継ぎ左腕の地位を確立した。

 引退後は未定というが、今後は福岡を拠点に、第二の人生を歩む。いつかまた現場に復帰し、新たな左キラーの育成に尽力してほしいというのが、多くのファンの願いだろう。


4位 西武 多和田が自律神経失調症と発表
 西武は23日、多和田真三郎投手が自律神経失調症であると発表した。

 現在、復帰の目処は立っておらず、契約保留選手のまま回復を待ち、復帰の見通しが立ち次第、契約を行うという。

 多和田は昨シーズン、16勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得した。今シーズンは開幕投手を務めるも、9月に頻脈性不整脈のため治療に専念すると発表し、12試合で1勝6敗に終わった。

 過去には、2018年に川崎宗則内野手が自律神経の病気を公表し、自由契約選手として退団した。また、2019年には中村晃外野手が自律神経失調症を発表した。

 しかし、川崎は今年、客員コーチに就任した味全ドラゴンズで2年ぶりに現役復帰した。中村はレギュラー定着後最少の44試合出場にとどまるも、CS、日本シリーズでいずれも打率4割超と好成績を残してチームの日本一に貢献した。

 来シーズン中の復帰は、7月31日までの登録にすることが条件となる。無事に選手として復帰してくれることを願うばかりである。


5位 SB柳田 日本人選手最長タイの7年契約で更新 終了後は引退を示唆
  ソフトバンク柳田悠岐外野手が25日、契約更改を行い、5億7000万円プラス出来高払いで7年契約を結んだ。

 柳田は今シーズン、ケガによる長期離脱を強いられ、38試合の出場で7本塁打23打点、打率.289の成績に終わった。来シーズンは3年契約の最終年であると同時に、海外FAを取得する見込みであったが、それに伴い、MLB挑戦が難しくなった。

 そこで球団から提示されたのが、日本人選手歴代最長タイとなる7年の大型契約だった。さらに、会見で柳田の口から飛び出したのは、契約終了後の引退示唆だった。事実上の、生涯ホークス宣言だ。

 もし言葉通りなら、柳田は38歳で引退する。まだ7年ととるか、あと7年しかないととるか―

 今から”最後”を想像するのは早いが、来シーズンから最終シーズンまで、代名詞のフルスイングを貫き通してほしい。  

 

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