ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年6月1日~7日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年6月1日~7日

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1位 巨人・坂本、大城 新型コロナウイルスへの微陽性を発表 その後陰性判定
2位 プロ野球 3月25日以来の練習試合を再開
3位 福岡県高野連 代替試合断念から一転、実施検討
4位 ロッテ 育成3年目の和田の支配下登録を発表
5位 DeNA・ラミレス監督 梶谷の開幕1番を明言

 

1位 巨人・坂本、大城 新型コロナウイルスへの微陽性を発表 その後陰性判定
 巨人は3日、坂本勇人内野手と大城卓三捕手が新型コロナウイルスへの陽性判定が出たと発表した。球団が発表した両選手の行動確認によると、坂本は5月29日に友人と昼食を、大城は5月28日にチームメート2人と夕食をとっているが、それを除き、球場へ向かう以外は一切の外出をしていないという。

 新型コロナウイルスへの陽性が発表される前日には西武との練習試合を行い、坂本は「4番・ショート」、大城は「7番・キャッチャー」でスタメン出場していた。3日も西武との練習試合が予定されていたが、理由は追って説明するとしたうえで、開始約1時間前に巨人が中止を発表していた。

 球団では、在籍する全選手や首脳陣、スタッフら総勢約220人の希望者全員に対し新型コロナウイルスの抗体検査を実施。そのうち、選手やスタッフ計の4名に抗体検査が確認された。その後、その4名にPCR検査を実施し、坂本、大城の両選手の陽性が判定された。専門家によると、両選手は感染から回復した後、かなりの時間が経っており、すでに死んだウイルスを検出した可能性があるともされており、新型コロナウイルス遺伝子量が微量であったことから「微陽性」にあたるという。

 なお、両選手の陽性判明後に行われた濃厚接触者26名へのPCR検査では全員陰性を示したことが、さらに、両選手についても2度の検査で陰性反応を示していることがそれぞれ発表されている。

2位 プロ野球 3月25日以来の練習試合を再開
 プロ野球では2日、3月25日以来となる練習試合を再開させた。移動に伴う感染拡大のリスクを減らすため試合は首都圏と関西にわかれ、無観客で実施される。

 連日、各地で19日の開幕戦に向けた順調な仕上がりが聞かれる。2日には、ヤクルトの村上宗隆内野手本塁打のほか、今季から2番を打つ山田哲人内野手など中軸の活躍もあり中日から15点を奪い快勝した。5日に行われた阪神ソフトバンクでは、昨シーズンの怪我からの復活を目指す柳田悠岐外野手が推定飛距離130メートルの特大本塁打を放った。

 新戦力の活躍も光る。ロッテではドラフト2位ルーキーの佐藤都志也選手が楽天戦2試合で計3本塁打を放つなど、球団23年ぶりの新人開幕マスクが期待される活躍を見せた。阪神のボーア内野手は4日の西武戦で3試合連続となる本塁打を放ち、西武のスパンジェンバーグ外野手は6日の中日戦での2打席連続本塁打を含む3試合4本塁打を記録するなど、いずれも元メジャーリーガーの本領を発揮している。

 巨人では坂本勇人内野手、大城卓三捕手の新型コロナウイルスへの感染が判明するなど、一時は開幕に向けて雲行きが怪しくなるが、今のところ、開幕戦に向けては問題ないようである。

3位 福岡県高野連 代替試合断念から一転、実施検討
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となった第102回全国高等学校野球選手権大会の代替試合について、福岡県高野連が替大会開催を再検討する方針を明らかにした。福岡県高野連は先月、感染拡大のリスクを懸念して、全国初となる開催断念を発表していた。それが、福岡県教育委員会が福岡県高野連高体連に代替開催検討を依頼する文書を送付したことで再び検討することになったという。

 現在、多くの地域で甲子園に代わる代替試合の開催を発表、あるいは検討していることがわかっている。先月、各都道府県連盟に配布された独自大会の実施要項と新型コロナウイルス感染防止対策ガイドラインのほか、各地域でさまざまな感染予防策、運営方針が検討されている。

 愛知県では部員と保護者は入場可能、栃木県では7月から8月にかけての毎週末に各校1試合限定での開催、奈良県では2時間制の採用と3年生部員の全員登録可能、静岡県では保護者同時入場を1チーム5人までに定め、選手の体力低下を懸念して7回制にするなど、独自の大会運営方針を発表している。

 先月には、高野連朝日新聞から各地域に支援金が支払われることも発表されており、福岡県はじめ全地域の球児の努力が、何らかの形で報われることを願う。

4位 ロッテ 育成3年目の和田の支配下登録を発表
 ロッテは1日、育成選手の和田康士朗外野手と支配下契約を結んだことを発表した。年俸は420万円、背番号は「122」から「63」に変更される。

 この和田という選手、アマチュア時代は高校野球部ではなく陸上部に所属したという異色の経歴を持つ。小学校で野球を始めるも、高校で陸上部に所属し、走り幅跳びの競技開始からわずか2カ月で県大会出場した。その陸上部を1年冬で退部すると、地元のクラブチームに入団。甲子園を目指さないという高校生活を送った。その後、BCリーグ富山GRNサンダーバーズでプレーし2017年の育成ドラフト1位でロッテに入団した。

 昨シーズンはイースタン・リーグで103試合に出場し、6本塁打、23盗塁、打率.264を記録した。俊足が持ち味ではあるが、クラブチーム時代にソフトバンク柳田悠岐外野手の動画を見続け、次第にフルスイングを意識するようになったことから、一部では”ワギータ”の愛称でも知られている。

 ロッテの外野手は、昨シーズン、ベストナインゴールデングラブ賞を受賞した荻野貴司、ベテランの清田育宏首位打者2回の角中勝也、昨シーズンドラフト1位の藤原恭大、ソフトバンクからFAで移籍してきた福田秀平と、選手層が厚い。その中でもしっかりと持ち味をアピールしていきたい。

5位 DeNA・ラミレス監督 梶谷の開幕1番を明言
  DeNAのラミレス監督は5日、広島との開幕戦の1番打者に梶谷隆幸外野手を指名した。

 オープン戦で打率.304と結果を残した梶谷は、6月2日に練習試合が再開されてから全試合に1番センターで出場を続けた。開幕1番が発表されたこの日までに通算11打数4安打を記録し、また、その後の練習試合でも安打を記録し、練習試合6試合で通算15打数6安打、打率.400と好調を維持している。

 ラミレス監督は「けががなければ開幕1番は梶谷でいこうと思っています。余程のことがない限り」と説明している。

 DeNAの1番打者はここ2シーズン、神里和毅外野手がチーム最多の出場数を記録している。今シーズンも1番センターを期待されていたが、6日、不振のため2軍に合流している。

 梶谷は2014年に39盗塁で盗塁王のタイトルを獲得し、2017年には自己最多の21本塁打を記録するなど、俊足と強打が魅力的な外野手だが、ここ2シーズンはいずれも41試合の出場にとどまっている。復活を目指す梶谷においては、このチャンスを何としても手中に収めたいところだ。