野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年8月17日~23日
野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年8月17日~23日
1位 オリックス 西村監督の解任を発表 中嶋2軍監督が代行監督に就任
2位 西武 コロナ禍での外出と速度超過で相内、佐藤を無期限出場禁止処分
3位 元ソフトバンク・川崎 BC栃木の練習参加を発表
4位 西武・内海 708年振りの一軍登板で
史上56人目の通算1500奪三振を達成
5位 巨人・菅野 楽天・涌井 ともに開幕から8連勝
1位 オリックス 西村監督の解任を発表 中嶋2軍監督が代行監督に就任(20日木曜日)
オリックスが20日、西村徳文監督の解任を発表した。翌21日からは、中嶋聡2軍監督が代行監督を務める。同時に、コーチ陣も一新された。
就任2年目となる今シーズン、ここまで2度の7連敗を喫するなど、解任が発表された時点で16勝33敗4分けと、借金17の最下位に沈んでいる。
就任一年目となった昨シーズンも最下位に終わっており、1996年を最後に、12球団で最もリーグ優勝から遠ざかっている。
近年のオリックスの監督変遷を見ると、2003年には石毛宏典氏、2008年にはコリンズ氏、2012年には岡田彰布氏、2015年には森脇浩司氏と4度、シーズン途中に監督が変わっており、今年の西村徳文氏で5度目。
中嶋代行監督は就任後、若手を積極的に起用し、チームは3連勝を飾っている。
2位 西武 コロナ禍での外出と速度超過で相内、佐藤を無期限出場禁止処分(20日木曜日)
西武は20日、佐藤龍世内野手と相内誠投手に対し、違反行為があったとして、無期限の対外試合出場禁止及び、ユニホーム着用禁止の処分を科したと発表した。
両選手は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛期間中の4月12日、千葉県内のゴルフ場へ向かった。その際、佐藤選手が運転し相内投手が同乗する車が、法定速度を89キロオーバーで走行し、その後、警視庁による事情聴取を受けた。今月17日に球団へ報告があり、今回の処分を科した。
佐藤選手はプロ2年目の外野手。昨シーズン、チームの新人では唯一、開幕一軍入りを果たし、8月にはプロ初本塁打を記録している。今シーズンはイースタン・リーグでこれまで、打率.303、5本塁打、18打点の成績を残している。
プロ8年目の相内投手は、2012年のドラフト指名後の仮契約で仮免許運転違反と速度超過の容疑で千葉県警に摘発され無期限謹慎処分、2014年には未成年での飲酒・喫煙により対外試合出場禁止、さらに、一部報道によると、2018年には自損事故を起こし、今回で実質4度目の処分となるという。
3位 元ソフトバンク・川崎 BC栃木の練習参加を発表(21日金曜日)
独立リーグのBC栃木は21日、元ソフトバンクの川崎宗則内野手が8月24~27日まで練習に参加すると発表した。
川崎選手は2000年にダイエーに集団すると、2003年にレギュラーを獲得。2006年、2009年とWBC日本代表に選出され、侍ジャパンの2連覇に貢献。2012年にMLBに挑戦し、3球団でプレー。
2017年にソフトバンクに復帰するも、2018年に体調不良により退団。2019年7月に台湾プロ野球の味全で選手兼客員コーチに就任。現在、フリーエージェントとして、現役復帰を目指している。
BC栃木はこれまで、元巨人の村田修一氏、元阪神の西岡剛氏などが在籍し、現在でも、監督を元巨人の寺内崇幸氏が、コーチを飯原誉士氏、岡田幸文、成瀬善久(選手兼任)が務めるなど、NPBのOBが多数在籍する。
4位 西武・内海 708年振りの一軍登板で史上56人目の通算1500奪三振を達成(22日土曜日)
西武の内海哲也投手が22日、史上56人目となる通算1500奪三振を達成した。
内海にとってこの日は、2018年9月14日以来、708日ぶりとなる一軍登板。試合は5-2と西武が敗れ、内海は負け投手となったが、6回を投げ自責点は3と粘りの投球を見せた。
内海は一昨年12月、炭谷のFAに伴う人的補償で西武に移籍。昨シーズンは左腕の怪我などがあり、プロ入りしてから初めて一軍登板なしに終わった。オフに手術を受け、今年3月の2軍戦で実戦に復帰し、先日、708日ぶりの一軍登板を果たした。
かつて2年連続で最多勝に輝いた内海だが、ここ数年は怪我により不本意なシーズンが続いている。この登板をきっかけに、かつての輝きを取り戻したい。そしてそれは、先発投手陣が右で固められ、チーム防御率がリーグワーストに沈む西武において、チームの投手層の強化にもつながるだろう。
5位 巨人・菅野 楽天・涌井 ともに開幕から8連勝
セ・パ両リーグを代表する好投手が、連日、快投を見せた。
18日、巨人の菅野智之投手が阪神打線を3安打に抑え、今シーズン3度目の完封勝利で開幕から無傷の8連勝を飾った。
開幕戦からの8連勝は、球団では1990年の斎藤雅樹氏以来、30年ぶりの記録。この完封で通算20度目となり、日本ハムの金子弌大投手が持つ現役最多記録まであと1と迫る。
球団での開幕8連勝は、2013年に24連勝を記録した田中将大投手以来、2人目。ここまで8勝はリーグ最多。西武、ロッテ時代にも最多勝を獲得しており、史上初の3球団での最多勝獲得が期待される。