ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年8月31日~9月6日

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020831日~96

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1位 阪神・藤川 今シーズン限りでの引退を発表

2位 オリックス プロ野球史上初の球団通算9500盗塁を達成

3位 ヤクルト 元阪神の四国ILの歳内の獲得を発表

4位 楽天・黒川 高卒新人として球団初のプロ初打席初打点を記録

5位 ソフトバンク 新型コロナ感染の長谷川のチーム合流を発表

 

1位 阪神・藤川 今シーズン限りでの引退を発表(31日月曜日)

 阪神藤川球児投手が31日、今シーズン限りでの引退を表明した。

 球団からは、藤川投手から昨シーズン限りでの引退の申し出があったが、球団の要望により現役を続行したという経緯が明かされた。藤川投手は1日に引退会見を行い、「一年間、身体の準備が整わないというのはプロとして失格」と心境を明かした。

 藤川投手は高知商業から98年にドラフト1位で阪神に入団。2005年に「JFK」の一角としてセットアッパーに定着すると、「火の玉ストレート」を武器に、その年から2年連続で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。2007年にクローザーに転向すると、当時の日本タイ記録となる47セーブを挙げ、最多セーブを獲得。2013年からメジャーに挑戦し、2016年に阪神に復帰。

 ここまでNPB通算241セーブを記録し、名球会入りとなる250セーブまであと「5」と迫っている。しかし、開幕からクローザーを任された今シーズン、右肩や右上肢のコンディション不良で2度出場登録を抹消されている。

 

2位 オリックス プロ野球史上初の球団通算9500盗塁を達成(3日木曜日)

 オリックスは3日、プロ野球初となる球団9500盗塁を達成した。

 京セラドームで行われたソフトバンクとの18回戦の8回、21試合連続安打となるレフト前ヒットで出塁した吉田正尚外野手が、続くジョーンズの打席で2盗を成功させ、大記録達成となった。

 阪急時代には、通算盗塁数とシーズン盗塁数で最多記録を持つ福本豊氏が史上最多となる13度の盗塁王を獲得するなど活躍。その後も、ブルーウェーブ時代にはイチロー氏、谷佳知氏が盗塁王のタイトルを獲得。2016年には、当時在籍した糸井嘉男外野手が史上最年長で盗塁王のタイトルを獲得した。

 なお、前身となる阪急、ブルーウェーブ時代を含めると、これまでオリックスは球団として25度の盗塁王を獲得しており、この記録もプロ野球史上最多だ。

 

3位 ヤクルト 元阪神の四国ILの歳内の獲得を発表(4日金曜日)

 ヤクルトは4日、元阪神で、独立リーグ四国アイランドリーグplusの香川に所属する歳内宏明投手との契約合意を発表した。正式契約と入団会見は6日に予定されている。

 歳内投手は聖光学院夏の甲子園に2度出場。2011年にドラフト2位で阪神に入団すると、2015年に中継ぎとして29試合に登板。しかし、その後は右肩の怪我に悩まされ、2017年は育成契約に移行した。2018年に再び支配下契約を結ぶも、2019年に戦力外通告を受けた。今シーズンからは四国アイランドリーグplus香川オリーブガイナーズでプレー。9試合に登板し、3完封を含む5勝0敗、防御率0.42の好成績を残していた。

 ヤクルトのチーム防御率は現在リーグ最下位。2016年から昨シーズンまでチーム防御率は4年連続4点台、うち3シーズンはリーグ最下位に低迷している。投手力が喫緊の課題となっているチームにおいて、歳内へかかる期待も大きい。

 ちなみに、筆者は2011年の夏、聖光学院対金沢の試合を甲子園球場で観戦しており、歳内と釜田(現楽天)の投手戦を目の当たりにした。バタバタと三振を奪う歳内の圧巻の投球は、今でも鮮明に覚えている。個人的には思い入れのある投手なだけに、かつての輝きを取り戻すことを復活を期待したい。

 

4位 楽天・黒川 高卒新人として球団初のプロ初打席初打点を記録(4日金曜日)

 楽天のドラフト2位ルーキー・黒川史陽内野手が4日、球団の高卒新人として初めて、プロ初打席初打点を記録した。

 オリックスとの10回戦、この昇格したばかりの黒川は7番・セカンドでプロ初先発。プロ初打席となった2回、無死満塁の場面でオリックスの先発、山岡泰輔投手の2球目をライトへ運び、これがプロ初打点となった。楽天はその後、先発の則本昂大投手がベンチ裏でのアクシデントにより降板するも、浅村栄斗内野手の通算200号となる節目の一打を含む2本塁打もあり、黒川の快挙に花を添えた。

 黒川の家庭は、父は1993年に上宮高が春のセンバツで優勝した時の二塁手で主将、兄は日南学園高で2度甲子園に出場、弟は星稜で野球部に所属するという野球一家。黒川自身も強豪・智弁和歌山で5季連続甲子園に出場。まさに野球エリートだ。

 プロ入り後は、春季キャンプを一軍でスタート。開幕一軍入りは逃すが、二軍では高卒新人ながら37試合に出場し、打率.261、4本塁打、15打点の成績を残している。プロ初打点を記録した翌日の試合の出場はなかったが、6日にはプロ初安打を記録した。

 

5位 ソフトバンク 新型コロナ感染の長谷川のチーム合流を発表(4日金曜日)

 ソフトバンクは4日、新型コロナウイルスに感染していた長谷川勇也外野手が、二軍施設でのリハビリ組練習に合流したことを発表した。

 長谷川は球団を通じて「ひとまず練習に復帰することができホッとしています。これからしっかり練習に取り組みたいと思います。」とコメントした。

 長谷川は今シーズン、5年振りに開幕戦にスタメン出場を果たしたが、7月7日に右脇腹の怪我のため出場選手登録を抹消されてから、二軍で調整を続けていた。同28日の二軍戦で実戦復帰するも、31日に微熱が確認されると、8月1日にPCR検査を受け陽性と診断された。

 なお、濃厚接触者に判定された、佐藤直樹外野手、柳町達外野手、釜元豪外野手、真砂勇介外野手、砂川リチャード内野手の選手5選手については、その後の感染は確認されていない。