ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年9月28日~10月4日

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020928日~104

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1位 巨人・菅野 プロ野球タイ記録となる開幕戦からの12連勝を達成

2位 楽天・涌井 史上初となる同一リーグ3球団での2桁勝利達成

3位 ヤクルト・石川 球団史上初の生え抜き40代勝利

   19年連続勝利で通算172勝目を記録

4位 ロッテ 岩下と一軍スタッフの新型コロナ感染を発表

5位 オリックス・宮城 今季高卒新人一番乗りとなるプロ初先発

 

1位 巨人・菅野 プロ野球タイ記録となる開幕戦からの12連勝を達成(29日火曜日)

 巨人の菅野智之投手が29日、球団記録更新、また、プロ野球タイ記録となる開幕12連勝を飾った。

 広島との16回戦に先発した菅野は、初回に大盛穂外野手の三塁打田中広輔内野手の犠牲フライで先制点を奪われる立ち上がりとなった。それでも、巨人は3回表に足を絡めた攻撃を見せ、松原聖弥外野手のタイムリー、坂本勇人内野手の内野ゴロで逆転に成功。 菅野は6回を投げ被安打4、9奪三振、1四球、1失点の力投。今シーズン12勝目を挙げた。

 開幕からの12連勝は、1938年春に記録されたスタルヒン氏の11連勝を越える球団新記録。開幕投手としては、2004年に岩隈久志投手(当時楽天)が記録した12連勝に並ぶプロ野球タイ記録。なお、開幕投手を務めていない投手まで広げたときの連勝記録は、田中将大投手(当時楽天)の24連勝がプロ野球記録。

 

2位 楽天・涌井 史上初となる同一リーグ3球団での2桁勝利達成(30日水曜日)

 楽天涌井秀章投手が30日、2リーグ制以降では史上初となる、同一リーグ3球団での2桁勝利を達成した。

 この日の涌井は、前回対戦では5回8失点で敗戦投手となったソフトバンク戦に先発。前回とはうって変わって、8回を投げ2失点と力投。序盤の大量リードもあり、今シーズン10勝目を挙げた。

 涌井の2桁勝利は4年振り8回目。これまでに西武、ロッテで2桁勝利を記録しており、3球団での達成は史上15人目。同一リーグ3球団での2桁勝利達成は、2リーグ制となってからは史上初。

 現在10勝は、ロッテの美馬学に1勝の差をつけリーグトップ。2007年、2009年に西武、2015年にロッテで通算3度の最多勝を獲得しており、こちらも史上初となる、3球団での最多勝獲得に期待がかかる。

 

3位 ヤクルト・石川 球団史上初の生え抜き40代勝利

19年連続勝利で通算172勝目を記録(30日水曜日)

 ヤクルトの石川雅規投手が30日、今シーズン初勝利を挙げた。

 今シーズン、ここまでの石川は、史上5人目となる40代での開幕投手を務めるも、ここまで9試合でいまだ未勝利。10試合目の先発となったDeNAとの20回戦は、山田哲人内野手のタイムリー、村上宗隆内野手本塁打などで、 5回までに5点の援護をもらうマウンドとなった。

 6回表、この回先頭のDeNA・倉本寿彦内野手にヒットを許し、二死とするも梶谷隆幸外野手、神里和毅外野手に連続タイムリーを浴びたところで降板。それでも、2番手・梅野が後続を抑え、その後もリードを守り切り、石川は今シーズン初勝利を手にした。

 石川はこの勝利で、入団から19年連続勝利を達成。自身が持つNPB現役投手として最多となる通算勝利数を172勝まで伸ばした。また、 40代での勝利投手は球団史上3人目、生え抜き投手としては球団史上初となる快挙となった。

 

4位 ロッテ 岩下と一軍スタッフの新型コロナ感染を発表(4日日曜日)

 ロッテは4日、岩下大輝投手と一軍チームスタッフ1名が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

 球団が発表した行動履歴によると、岩下投手は2日に遠征先の札幌から帰京し、羽田空港から車でZOZOマリンスタジアム入りすると、グラウンドで練習後、試合中に車で帰宅。3日は自宅から車で球場入りし、練習後に車で帰宅してから外出はしていないとのこと。3日夜に発熱し、4日の起床時点で38.4℃を計測したため、千葉市内の病院で受診し、PCR検査を受け、陽性判定を受けた。なお、岩下投手とともに感染が発表された一軍チームスタッフ1名は、岩下投手との接触履歴はない。

 これを受け球団は、4日の試合後に一軍監督、コーチ、スタッフ、選手、関係職員のPCR検査を実施。5日に検査結果が判明する予定。

 岩下投手は、昨シーズン5勝を挙げブレイクの兆しを見せると、今シーズンはローテーションに定着。ここまで14試合に先発登板し、5勝を挙げている。ロッテは現在、首位ソフトバンクを2ゲーム差で追う2位。15年ぶりのリーグ優勝を狙い、シーズン途中に巨人から沢村投手、元中日のチェン投手を獲得するなど、ペナントレース終盤にかけて投手力強化を図ってきた。

 

5位 オリックス・宮城 今季高卒新人一番乗りとなるプロ初先発(4日日曜日)

 オリックスのドラフト1位ルーキー・宮城大弥投手が4日、プロ初先発を果たした。今シーズンの高卒新人投手としては、一番乗りの一軍デビューとなった。

 宮城は興南高校時代、甲子園に2度出場。高校3年時には、佐々木朗希(現ロッテ)、西純矢(現阪神)、奥川恭伸(現ヤクルト)、石川昂弥(現中日)らとともにU18日本代表に選出された。カブスダルビッシュ有投手が宮城投手の投球を絶賛するなど、アマチュア時代から注目を集めた。

 2019年にドラフト1位でオリックスに入団。ここまでウエスタン・リーグで11試合に登板し、5勝2敗、防御率2.90の好成績を残している。

 球団では42年振りとなる高卒新人によるプロ初登板初先発初勝利を目指した宮城のプロ初登板は、現在リーグ3位の楽天戦。1点ビハインドの場面で降板し、惜しくもプロ初勝利は逃した。それでも、5回を投げ被安打7、2失点、4奪三振、3四球という投球内容で、プロ初登板となったマウンドで、見事に先発としての役目を果たした。