ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年10月19日~25日

野球ニュース 個人的注目ランキング 20201019日~25

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1位 巨人・岩隈 今季限りでの現役引退を発表

2位 DeNA・ラミレス監督 今季限りでの退任を発表

3位 阪神・福留、能見 今季限りで退団

4位 ソフトバンク・周東 育成出身選手新記録となるシーズン42盗塁を記録

5位 中日・大野 球団新記録の45回連続無失点を達成

 

1位 巨人・岩隈 今季限りでの現役引退を発表(19日月曜日)

 巨人は19日、岩隈久志投手が今季限りで現役を引退することを発表した。

 岩隈は1999年にドラフト5位で近鉄に入団。2004年には近鉄球団として最後の開幕投手を務め、12連勝を記録。2005年には楽天初の開幕投手を務めると、2008年には沢村賞を受賞。2009年にはWBCの2連覇にも貢献した。

 12年にマリナーズに移籍すると、2015年に日本人投手として史上2人目のノーヒットノーランを達成。3度の2桁勝利を挙げるなど、通算63勝を記録した。しかし、2017年に右肩を手術し、メジャー復帰を目指したが翌年9月にマリナーズを退団した。

 2019年に巨人に入団し日本球界復帰を果たすも、一軍登板は果たしていない。23日に行われた会見で岩隈は、今年10月にシート打撃に登板した際に右肩を脱臼し、それが引退を決断する決め手になったことを明かした。

 これで、近鉄に在籍したプロ野球選手は、ヤクルトの坂口、近藤の2選手のみとなった。なお、岩隈が現役引退を表明した日、岩隈と同じく近鉄で活躍したヤクルトの坂口智隆外野手が、史上129人目の通算1500安打を達成した。

 

2位 DeNA・ラミレス監督 今季限りでの退任を発表(24日土曜日)

 DeNAアレックス・ラミレス監督が24日、今季限りでの退任を発表した。

 ラミレス監督は2016年にDeNAの監督に就任すると、チームを11年ぶりとなるAクラスへと押し上げ、球団史上初となるクライマックス・シリーズ進出に導いた。2017年にはリーグ3位から日本シリーズに進出、昨シーズンは球団初となる本拠地でのクライマックスシリーズ開催を実現させる2位と、着実にチームを再建してきた。

 しかし、就任5年目となる今シーズンは開幕から低迷し、今月上旬に今シーズン限りでの監督退任が報じられていた。球団はその報道を否定していたが、今月23日にリーグ優勝の可能性が消滅すると、ラミレス監督は退任を申し入れ、球団はこれを了承した。

 後任には三浦大輔二軍監督が、二軍監督には球団OBの仁志敏久氏が就任すると報じられている。

 

3位 阪神・福留、能見 今季限りで退団

 阪神福留孝介外野手が20日、さらに、能見篤史投手が21日、事実上の戦力外通告を受けたことが明らかになった。

 球界最年長の43歳の福留は今シーズン、43試合に出場し、1本塁打、12打点、打率.154の成績。9月には、新型コロナウイルス感染予防のための球団規定を違反した会食を行ったとして、制裁金を科され、謝罪した。

 福留は現役続行を希望し、移籍球団を模索する。一部報道では、古巣の中日が獲得に興味を示しているという。

 球団の投手として最年長の能見は今シーズン、中継ぎとして31試合に登板。しかし、防御率4.76と精彩を欠き、現在は出場選手登録を抹消されている。

 すでに藤川球児投手も現役引退を表明しており、阪神を支えたベテラン3選手が、チームを去る。

 

4位 ソフトバンク・周東 育成出身選手新記録となるシーズン42盗塁を記録(22木日曜日)

 ソフトバンクの周東佑京内野手が22日、育成出身では新記録となる42盗塁をマークした。

 日本ハムとの24回戦に1番・セカンドで先発出場した周東は、5回にヒットで出塁すると、続く中村晃への2球目に二盗を成功させた。この盗塁で、2011年にロッテの岡田幸文氏が記録した41盗塁を抜き、育成出身選手としてシーズン最多記録を更新した。

 周東はその後の試合でも盗塁を積み重ね、現在盗塁数は両リーグ最多の44個と、育成出身選手として初となる盗塁王獲得に猛進している。

 さらに、25日の西武戦では、島野育夫氏が持つ球団タイ記録、歴代4位タイとなる9試合連続盗塁を記録し、阪急の福本豊氏が持つ11試合連続盗塁の日本記録に、あと2試合と迫っている。

 

5位 中日・大野 球団新記録の45回連続無失点を達成(22日木曜日)

 中日の大野雄大投手が22日、45回連続無失点を達成し、64年ぶりに球団記録を更新した。

 DeNAとの21回戦に先発した大野は5回、先頭のオースティンにヒットを打たれるも、続く宮崎を併殺打に打ち取り、これで球団記録の40回1/3を越える無失点記録を達成。その後、9回まで無失点に抑え、連続無失点は45回まで伸びた。

 大野はこれで2試合連続、今季5度目の完封勝利。5年ぶりの2桁勝利を達成するとともに、防御率を1.79まで下げ、奪三振を137を伸ばし、いずれもリーグトップの成績。現在リーグ2位と、8年ぶりのAクラスを目指すチームの原動力となっている。

 なお、大野の45回連続無失点は、プロ野球歴代12位。プロ野球記録は1958年に金田正一氏(国鉄)がマークした64回1/3となっている。