ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2021年3月22日~28日

野球ニュース 個人的注目ランキング 2021322日~28

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1位 2021プロ野球開幕 各地で快記録が続々誕生

2位 パドレスダルビッシュ 開幕投手に内定

3位 エンゼルス・大谷 日本人最多オープン戦5本塁打を記録

4位 オリックス・宮城 球団64年ぶり快挙 開幕カード10代先発勝利を記録

5位 センバツ史上初のタイブレーク甲子園史上初の申告敬遠実施

 

1位 2021プロ野球開幕 各地で快記録が続々誕生(金曜日)

 プロ野球が26日、セ・パ両リーグで開幕した。全6試合が行われ、各地で続々と記録が誕生した。

 他球場より一足早く開始された楽天日本ハムのカードは、8対2で楽天の勝利。1回裏、楽天の辰己涼介外野手が、史上5人目となる開幕戦での先頭打者本塁打で12球団通じて今シーズンの初本塁打を記録。投げては、史上歴代5位タイなる10度目の開幕投手を務めた涌井秀章投手が7回無失点の好投を見せ、プロ野球史上初の3球団で開幕投手勝利を挙げた。

 昨シーズンの1位、2位の対戦となるソフトバンクとロッテの開幕戦は、8対2でソフトバンクの勝利。ソフトバンク開幕投手・石川柊太投手が、育成出身では史上初となる開幕戦勝利を記録した。一方のロッテは、安田尚憲内野手が球団史上最年少となる21歳11カ月での開幕4番を任され、鳥谷敬内野手が史上最高齢となる39歳9カ月で開幕遊撃スタメン出場を果たした。

 

 2年連続最下位からの脱却を目指すオリックスは、西武との開幕戦に山本由伸投手が先発。7回1失点の好投を見せるも、味方の失策などあり敗戦。開幕戦10連敗のリーグワースト記録を更新する悔しい船出となった。

 ヤクルト対阪神の一戦は、阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手が6番・ライトでプロ初出場を果たした。2回、無死一三塁の場面で初打席を迎えると、先制点となる犠飛を記録。ルーキーが開幕戦の初打席で初打点を記録するのは球団史上初。さらに、ジェリー・サンズ内野手がこの試合で2本塁打を記録。開幕戦で外国人選手が2本塁打を記録するのは、こちらも球団史上初となった。両選手の活躍もあり、4対3で阪神が勝利した。

 広島との開幕戦を迎えた中日は、14年ぶりに中日に復帰した福留孝介外野手が8回に代打で出場。この打席で史上13人目となる通算1万打席(日米)を達成。四球を選び出塁するとそこからチームは5得点を挙げ、中日が逆転勝利を収めた。

 

 リーグ3連覇を目指す巨人は、球団最多タイの7度目となる開幕投手を務める菅野智之投手がDeNAとの一戦に先発。試合は終盤まで巨人がリードするも、9回表に田中俊太内野手が開幕戦ではリーグ最多の6打点目となるタイムリーを放ち、DeNAが同点に追いつく。

 しかしその裏、チーム最年長の亀井善行外野手が代打で登場すると、3球目をライトスタンドへ運び、巨人が劇的なサヨナラ勝ちを収めた。開幕戦でのサヨナラ本塁打は、プロ野球史上初の快挙。また、亀井のサヨナラ本塁打は自身7本目で、これは球団2位タイと、こちらも偉大な記録となった。

 昨シーズン同様、声を出しての応援が禁止となり、また、今シーズンは試合が9回打ち切りが決定するなど、今年も新型コロナウイルスの影響を大きく受ける。それでも、球春到来を心待ちにした野球ファンは、無事開幕できたことに大きな喜びを感じていることだろう。

 

2位 パドレスダルビッシュ 開幕投手に内定(金曜日)

 パドレスのジェイス・ティングラー監督は日本時間26日、今シーズンの開幕投手ダルビッシュ投手を起用することを明言した。ダルビッシュ開幕投手は、レンジャーズ在籍時の2017年以来、4年ぶり2度目。

 ダルビッシュは昨シーズン、12試合に登板し8勝をあげ、最多勝を獲得。防御率奪三振ともにリーグ屈指の成績を残し、サイ・ヤング賞投票で2位になるなど、さらなる飛躍を遂げた一年となった。

 パドレスは昨シーズン、ナ・リーグ西地区の2位となり、14年ぶりにプレーオフに進出。オフには2018年のサイ・ヤング賞左腕、ブレーク・スネル投手を獲得するなど、投手の補強に乗り出していた。その中での開幕投手となる。

 一方、ツインズの前田健太投手もすでに開幕投手に内定している。今シーズンは、二人の日本人投手が開幕戦のマウンドに立つ。

 

3位 エンゼルス・大谷 日本人最多オープン戦5本塁打を記録(金曜日)

 エンゼルス大谷翔平選手が日本時間26日、オープン戦第5号本塁打を記録。2005年に松井秀喜氏(ヤンキース)が記録したオープン戦日本人選手最多本塁打記録に並んだ。

 大谷はこの日、ロッキーズとのオープン戦に2番・指名打者で出場。初回の第1打席で4試合ぶりの先制5号ソロを放った。松井の記録に並ぶとともに、出場11試合全てでヒットを記録。打率.571、5本塁打、8打点と好調を維持している。

 その4日前には、1番・ピッチャーで出場。メジャー4年目で初となる投打同時にプレーを果たした。この試合では打者として2安打を記録し、投手としてはメジャー移籍後最速となる164キロを計測するなど、4回1失点と好投。

 二刀流復活を目指す今シーズン、マドン監督は大谷の起用法について「投手起用優先」としている。それでも、”リアル二刀流”でのフル回転起用も予感させる仕上がりを見せている。

 

4位 オリックス・宮城 球団64年ぶり快挙 開幕カード10代先発勝利を記録(土曜日)

 オリックスの宮城大弥投手は開幕2戦目となる27日、今シーズン初勝利を記録。開幕カードに先発した10代投手が勝利を記録するのは、球団では阪急時代の1957年の米田哲也氏以来、64年ぶりの快挙となる。

 宮城は初回、山川にタイムリー内野安打で先制点を許すも、その後は相手のミスもあり逆転。4回、先制打を許した山川を三振に仕留めた場面では「スライダー要求だったのですが、狙われていると投げる瞬間に“気付き”があったのでカーブに変えました」と振り返る。宮城は7回を投げ8奪三振、1失点の好投でプロ2勝目をマークした。

 リーグワースト記録を更新する開幕戦10連敗を喫した前日から一転、宮城の好投もあり3対2で接戦を制したオリックスは今シーズン初勝利を記録。また、今シーズンから正式に監督に就任した中嶋聡監督はこの日が52歳誕生日。その記念となる日に監督初勝利をプレゼントした。

 

5位 センバツ史上初のタイブレーク甲子園史上初の申告敬遠実施(水曜日)

 24日に行われた第93回センバツ高校野球大会の第5日、常総学院敦賀気比戦で、センバツ史上初のタイブレーク、さらに、甲子園史上初の申告敬遠が実施された。

 共にセンバツ優勝経験のある強豪校同士の一戦は、常総学院が2回表に4点を先制。その後、敦賀気比が粘りを見せ同点に追いつく。9回裏、一死二、三塁という絶好の場面でプロ注目4番・大島正樹外野手を打席に迎えると、常総学院は申告敬遠を選択。この選択が功を奏し、常総学院はピンチを切り抜け、試合は延長に突入。試合は延長12回で決着が着かず、タイブレークに突入。13回表、先頭打者のタイムリーを皮切りに常総学院が4点を勝ち越し。13回裏の敦賀気比の攻撃を無失点に抑え、常総学院が激闘を制した。

 2020年から導入された申告敬遠は、昨夏の甲子園交流試合で例があるが、春夏を通じては初の実施。タイブレークは2018年春から導入されると、夏の甲子園でこれまで3度行われている。また、今春センバツから、決勝でもタイブレークを導入することが決定している。