ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2021年5月10日~16日

野球ニュース 個人的注目ランキング 2021年5月10日~16日

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1位 エンゼルス・大谷 リアル二刀流出場後右翼守備に

   出場登録が“二刀流”に切り替え

2位 筒香 ドジャースへトレード移籍 レイズを事実上の戦力外後に

3位 ロッテ・佐々木朗希 プロ初登板を果たす

4位 34月度月間MVP セは髙橋、菊池 パは涌井、マーティンが受賞

5位 DeNA 球団史上最速で自力優勝消滅

 

1位 エンゼルス・大谷 リアル二刀流出場後右翼守備に

出場登録が“二刀流”に切り替え(水曜日)

 エンゼルス大谷翔平投手が日本時間12日、アストロズ戦に2番・投手で先発。2勝目とはならなかったが、今シーズン最長の7回を投げて被安打4、無失点、10奪三振、無四球の好投を見せた。

 打者としては、1点リードを許した7回に先頭打者としてヒットを放ち出塁。4打数1安打だった。この裏を三者凡退で抑えた大谷はこの回で降板すると、8回裏からは渡米後では自身初となる二刀流出場後の右翼の守備に就いた。

 また、この試合で大谷は今シーズンの投球回数が25回2/3となり、投球回20イニング以上かつ野手で20試合の先発出場(1試合3打席以上)の条件を満たし、選手登録が投手から「Two-Way-Player(二刀流選手)」に切り替わった。

 その後の試合も出場を続ける大谷は、翌13日には今シーズン初の1番・指名打者として出場。試合のなかった日をはさみ、15日にはリーグトップタイとなる11号本塁打を放っている。

 

2位 筒香 ドジャースへトレード移籍 

レイズを事実上の戦力外後に(日曜日)

  レイズは日本時間12日、筒香嘉智外野手をメジャーの登録枠の40人から外し、事実上の戦力外にしたと発表した。その後、同16日にはドジャースへのトレード移籍が発表された。

 筒香は2019年、ポスティング制度を利用してレイズと2年1200万ドル(約13億2000万円)で契約。メジャー2年目の筒香は今シーズン、ここまで26試合に出場し打率.167、0本塁打、5打点と結果を残せずにいた。

 レイズからの戦力外発表後、トレードやFAでの他球団移籍が模索され、筒香の古巣・DeNAの三原一晃球団代表が筒香の復帰を願うコメントを発表するなど、その去就が注目されていた。

 昨シーズン、32年ぶりにワールドシリーズを制覇したドジャースは、主砲のコディ・ベリンジャー外野手やユーティリティプレイヤーのザック・マッキンストリー内野手をけがで欠くなどもあり、今シーズンはここまでナ・リーグ西地区3位の成績。また、同日にはエンゼルスからFAとなっていたMLB歴代5位の通算667本塁打の実績を持つアルバート・プホルス内野手の獲得を発表したばかりだった。

 

3位 ロッテ・佐々木朗希 プロ初登板を果たす(日曜日)

 ロッテの佐々木朗希投手が16日の西武戦でプロ初先発を果たした。5回を投げ被安打6、自責点2、5奪三振、2四球の成績。プロ初勝利はお預けとなった。

 佐々木は2019年にドラフト1位でロッテに入団し、プロ1年目は体づくりに専念。今シーズンは二軍で5試合に先発し1勝も、防御率は0.45を記録。K/BBは6.33と、一軍二軍の差はあれど、リーグ2位に相当する好成績を残し、プロ初先発を迎えた。

 初回のピンチを切り抜けた佐々木は、4点の援護を受けた3回、エラーと盗塁で再びピンチを招くと、そこから連打で3失点。勝利投手の権利が懸かった5回にはワイルドピッチで同点に追いつかれる。直後に味方が勝ち越しプロ初勝利の権利を手にするが、後続が同点に追いつかれ、プロ初勝利は次回登板以降に持ち越しとなった。

 5回を投げ先発としての役目を果たす一方で、5盗塁を許し、また、三振を奪ったもののフォークボールが抜けるなど、課題も見られた。試合後、井口監督は出場選手登録を抹消し、再調整させる方針を明かした。

 

4位  34月度月間MVP 

セは髙橋、菊池 パは涌井、マーティンが受賞(水曜日)

 3、4月の「大樹生命月間MVP賞」が12日、発表された。セ・リーグ投手部門は巨人の髙橋優貴投手、打者部門は広島の菊池涼介内野手パ・リーグ投手部門は楽天涌井秀章投手、打者部門はロッテのレオネス・マーティン外野手がそれぞれ受賞した。

 髙橋は入団3年目で初受賞。先発として5試合に登板し、全試合でQSを達成。リーグトップの5勝をマークするなど、先発投手陣の柱としてチームを支える。

 菊池は2016年8月度以来、3度目の受賞。リードオフマンとしてリーグトップの打率.352、45安打、21得点を記録した。

 涌井は2020年6、7月度以来、5度目の受賞。涌井は今シーズン、現役最多の10度目を務めると、その試合で史上初の3球団での開幕戦先発勝利を達成。無傷の4連勝を飾り、チームの開幕ダッシュに貢献した。

 マーティンは来日3年目で初受賞。10本塁打長打率.576、得点圏打率.458でいずれもリーグトップを記録した。4月29日にはリーグ最速で10号本塁打に到達するなど、ここまで強打の2番打者としてチームをけん引している。

 

5位 DeNA 球団史上最速で自力優勝消滅(金曜日)

 DeNAは14日、広島戦に敗れ、早くも自力優勝が消滅した。42試合目での自力優勝消滅は、76、89年に並ぶワースト2位タイ。また、5月14日での消滅は、球団史上最速となる不名誉な記録となってしまった。

 三浦大輔新監督の下、23年ぶりのリーグ優勝と日本一を狙うDeNAだったが、今シーズンは新型コロナウイルスの影響で外国人選手の合流が遅れるなど開幕でのスタートダッシュに失敗。

 主力外国人選手の合流の遅れの影響もあり、昨シーズンリーグトップだったチーム打率は、今シーズンここまでリーグワースト2位の.232に沈み、本塁打率は昨シーズンの30.06から41.18と悪化。また、チーム防御率はリーグワーストの4.67、先発の防御率は5.34と低迷するなど、投手力にも課題を抱えている。

 しかし、外国人選手の合流前の勝率が.200だったのに対し、4月15日の合流後は.364とやや改善。依然として厳しい状況であることには変わりないが、これからの奮起に期待したい。