ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年5月18日~24日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年5月18日~24日

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1位 夏の甲子園 中止決定 春夏連続中止は史上初
2位 広島 緊急事態宣言解除受け3日間マツダを解放 12球団初のファン入場
3位 プロ野球 緊急事態宣言解除後に開幕日や試合数発表へ
4位 梨田氏 退院を発表 コロナ闘病50日
5位 クライマックスシリーズ セは中止、パは短縮で調整

 

1位 夏の甲子園 中止決定 春夏連続中止は史上初(20日水曜日)
 
 高野連20日、8月10日から予定されていた102回全国高校野球選手権大会の中止を発表した。夏の甲子園大会の中止は戦後初、春夏連続で中止となるのは史上初のこと。また、各代表校を決める地方大会も中止となる。

 これまで、地方大会が全国一律で無観客で開催を検討するなど、議論を進めてきた。しかし、緊急事態宣言が解除されたあとも、準備不足や長距離移動などのリスクが懸念されていた。

 この決定を受けて、各地方で代替大会の実施を検討する動きもみられる。甲子園中止が決定される前の先日7日には、甲子園の開催有無に関わらず東西の東京大会を開催することがすでに発表されている。

 この事態は、球児たちの思いだけにとどまらず、進路にも影響を与えることから、プロ野球界からは、高校球児たちの進路サポートに対する案が提唱されている。西武の松坂大輔投手は選手のプレー動画をSNSなどで配信する案を、また、巨人の原辰徳監督は高校球児を対象としたトライアウトを実施する案をそれぞれ唱えた。

 

2位 広島 緊急事態宣言解除受け3日間マツダを解放 12球団初のファン入場
(21日木曜日)
 
 広島は21日から、マツダスタジアムのコンコースと観客席の一部を一般開放した。新型コロナウイルスの影響でオープン戦が無観客となって以来、ファンの球場入場を実施したのは12球団初。

 21日から3日間、健康面などの条件を満たした県内在住者を、1日最大125組500人を招待。マスク着用や入場時の検温などを条件とし、スタジアムのコンコースと観客席の一部を一般開放する。スタンドでは巡回スタッフがアルコール消毒するなど細心の注意を払いながら、ソーシャルディスタンスを保った座席での見学となる。

 およそ1か月半ぶりに行われた21日の全体練習は、選手会長田中広輔内野手の掛け声から始まった。22日には、2年連続2度目の開幕投手が内定している大瀬良大地投手は、実戦形式の打撃練習で習得中の新球シュートを試球するなど調整した。23日の打撃練習では、主砲・鈴木誠也がレフトスタンドへの一打を放った。

 練習再開、観客の入場ー。遅れてきた球春の訪れを感じさせる週末となった。

 

3位 プロ野球 緊急事態宣言解除後に開幕日や試合数発表へ(22日金曜日)
 
  NPBは22日、オンライン形式で12球団代表者会議を開き、開幕戦などについて協議した。

 斉藤惇コミッショナーは、早ければ25日に解除される緊急事態宣言後にも、新たな開幕日や試合数などを発表する考えを示した。

 また、同会議では、長距離移動に伴う感染拡大のリスクを抑えるため、セパそれぞれ東西にわかれて試合を行い、2週間ごとに開催地を交代するなどの案が検討されているという。そうすることで、移動が最小限になるだけでなく、日程もスムーズに消化できるという。さらに、23日には「3時間半ルール」「9回打ち切り」などの特別ルールの導入についても議論されていることがわかった。

 プロ野球は現在、最短でも6月19日の開幕を目指しており、早ければ6月2日からの対外試合開始を検討している。依然として開催に向けての模索は続くが、開幕が着実に近づいていることは間違いない。

 

4位 梨田氏 退院を発表 コロナ闘病50日(20日水曜日)

 近鉄日本ハム楽天で監督を務め、新型コロナウイルスに感染し入院していた野球評論家の梨田昌孝氏が20日、退院したことがわかった。

 梨田氏は3月25日に倦怠感を覚え自宅静養を続けていたが、4月1日に新型コロナウイルスに感染していたことを公表した。一時、予断を許さない状態が続いていたが、同17日にはICUから一般病棟に移っていた。その後、5月に入りPCR検査で2度続けて陰性になり、入院から約50日後、退院を発表した。

 野球界では梨田氏のほか、阪神藤浪晋太郎投手、長坂拳弥捕手、伊藤隼太外野手が新型コロナウイルスへの感染を公表し、4月8日までに全員が退院した。藤浪投手は19日から甲子園球場での練習に合流し、一軍入りに向けてアピールを続けている。

 野球評論家の片岡篤史氏も4月14日に新型コロナウイルスへの感染を公表し、24日に退院を報告した。

 野球界ではこれまでに、アマチュアの大会の中止やプロ野球の開幕延期など、大きな犠牲を払いコロナ撲滅に努めてきた。もうこれ以上、感染者が増えず、収束に向かうことを願いたい。

 

5位 クライマックスシリーズ セは中止、パは短縮で調整

 セ・リーグが今シーズンのクライマックスシリーズを中止にする方向で調整していることがわかった。緊急事態宣言の解除を受けて早ければ6月19日に開幕を目指しているが、120試合に削減したレギュラーシーズンを消化するための措置だという。

 一方、パ・リーグはレギュラーシーズンの消化試合を少なくするため、クライマックスシリーズを開催するものの、日程を短縮する形での開催を検討しているという。

 セパそれぞれのクライマックスシリーズに対する実施検討の差異は、球団本拠地の環境によるものだという。セ6球団のうち4球団がスタジアムを本拠地としており、雨天中止となった場合の日程調整が困難な状況である一方で、パ6球団でスタジアムを本拠地とする球団は2球団と、セ・リーグに比べて試合中止時の日程調整が容易となる。

 なお、日本シリーズについては、日程調整に関する議題はまだ出てきていない。