ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2019年11月18日~24日

 

f:id:horiuchi5232122:20191124224931p:plain

野球ニュース 個人的注目ランキング 2019年11月18日~24日

 

1位 巨人・山口 ポスティングでメジャー挑戦を表明 

2位 日本プロ野球選手会、「現役ドラフト制度」来期の導入を強く要望

3位 巨人・菅野 来季終了後にポスティングでメジャー挑戦か

4位 鈴木大地、ロッテに入団合意

5位 明治神宮野球大会 高校の部は中京大中京、大学の部は慶應大が優勝

 

1位 巨人・山口 ポスティングでメジャー挑戦を表明(18日月曜日)

 侍ジャパンがプレミア12を制した翌日、代表投手陣の中心として決勝のマウンドにも立った巨人の山口俊投手が、ポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指すことを表明した。

 巨人では過去、松井秀喜氏、上原浩治氏らが海外FA権を行使してメジャー移籍したが、ポスティングシステムでの移籍が実現すれば球団史上初となる。

 今シーズンの山口はリーグで投手3冠を獲得し、チームのリーグ優勝に貢献し、さらにプレミア12制覇を達成するなど、精神的にも技術的にもこれまでのキャリアの中で最も充実したシーズンだったことだろう。

 山口の武器はフォークボールだ。今シーズン、規定投球回数に到達した先発投手を対象に、フォークの投球割合(SF%)とフォークによる失点増減の合計(wSF)を見ると、それぞれ26.6%、24.2といずれも両リーグ1位だった。MLB移籍を果たした日本人投手の多くが、落ちる球を武器として活躍してきた歴史を踏まえると、山口にも活躍が見込める要素はある。

 山口は2012年にメジャー移籍を目指したが、そのときは合意には至らなかった。そのような経緯もあり、今回のMLB挑戦は山口にとってはまさに念願だったに違いない。

 決着はまだ先だが、今回のMLB挑戦が、山口のキャリアにとってより良い結果となることを願う。

 

2位 日本プロ野球選手会、「現役ドラフト制度」来期の導入を強く要望(20日水曜日)

 NPB日本プロ野球選手会の事務折衝が20日に開催され、“現役ドラフト制度”について議論が交わされた。

 ”現役ドラフト”とは出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる制度のことで、日本プロ野球選手会は、MLBが導入している、他球団のマイナー選手を獲得できる「※ルール5ドラフト」を参考に提唱し、2017年頃からNPB側との折衝で模索を続けてきた。

※ルール5ドラフト
メジャー40人枠外の選手の中から、18歳以下で入団した選手なら5年以上、19歳以上の入団なら4年以上在籍した選手を他球団が指名できる制度。有望な選手をマイナーで飼い殺しにするのを防ぐために毎年行われている。

 その議論が加速したのは今年1月22日、NPB選手会による事務折衝が行われ、西武・秋山翔吾と巨人・丸佳浩が”現役ドラフト”の実現に向けて直接声を上げたときだった。それ以降、NPB選手会は議論を重ね、シーズン中にもNPB選手会による具体的な意見交換が複数回交わされてきた。

 議論が大きく進展したのは11月20日、”現役ドラフト”が早ければ来年から、遅くとも再来年には導入できるとする見通しであると報道されたのだ。炭谷はじめ選手会側は来シーズンからの導入を強く訴えたが、NPB側は来年1月までに決まらないと来シーズンの導入は難しいとの見方を示した。それでも、炭谷選手会長は「お互いが納得できる制度に、だいぶ近づいていると思う」と話すなど、”現役ドラフト”が実施されるそう遠くない将来が予感できた。


3位 巨人・菅野 来季終了後にポスティングでメジャー挑戦か(19日火曜日)

 巨人・山口投手のポスティングによるMLB移籍の余波か。

 今村球団社長は今後もポスティングによるMLB移籍を容認する可能性を示唆しており、それに伴い、エース菅野智之投手が早ければ来年オフに同制度でMLB移籍を目指す可能性が出てきたという。

 菅野は順調なら21年に海外FA権を取得し、かねてからMLB挑戦の意志があることを名言していることから22年の移籍が考えられていた。それが、山口のポスティングによるMLB挑戦が認められたことで、菅野が来オフにも同制度を申請する可能性が出てきたということだ。

 もう一つの注目。それは、ソフトバンクの動向だ。

 これまでは巨人、ソフトバンクの2球団がポスティングによるMLB移籍に難色を示してきたが、これでソフトバンクが同制度を容認しない唯一の球団となった。

 これは、ソフトバンク球団が“世界一の球団を目指す”という意向によるものであるが、三笠取締役GMは「考えないといけない時期には来ているのかな」と話しているという。すでに2017年オフに千賀投手がMLB移籍の意志があることを球団に伝えているが、果たして。

 山口のメジャー挑戦が、一選手を超えた余波をもたらしている。


4位 鈴木大地、ロッテに入団合意(18日月曜日)

 楽天は18日、ロッテから国内フリーエージェント権を行使した鈴木大地内野手の入団に合意したと発表した。楽天にとっては、昨年の浅村に続く内野の大型補強となった。

 鈴木はショートで2度、セカンドで1度ゴールデングラブ賞を受賞し、昨シーズンはサードにコンバートされるなど、ロッテの内野の中心選手として活躍した。

 今シーズンはレアードの加入でポジションを追われる形で開幕するも、プロ入り後初めて公式戦でファーストや外野のポジションを守るなど、ピンチをチャンスに変え、そのユーティリティ性に磨きがかかった。

 今シーズンの楽天を見ると、ファースト・銀次、セカンド・浅村、サード・ウィーラー、ショート・茂木という内野布陣だった。鈴木のポジションがどこになるかは明言されておらず、どのような起用法になるのか、早くも注目だ。


5位 明治神宮野球大会 高校の部は中京大中京、大学の部は慶應大が優勝20日水曜日)

 第50回明治神宮野球大会最終日が20日神宮球場で決勝が行われ、高校の部は中京大中京が初優勝を果たし、大学の部は慶應大が19年ぶり4度目の優勝を果たした。

 慶應大は、中日から3位指名を受けた郡司裕也捕手が初回に2ラン本塁打を放つ活躍を見せ、大学最後の公式戦で有終の美を飾った。慶應大にはほかにも、ソフトバンク5位の柳町達外野手、楽天3位の津留崎大成投手などが在籍し、いずれもプロでの活躍を期待できる逸材だ。

 高校の部に目を移すと、中京大中京のエース・高橋宏斗投手が一気に名前を知らしめたかもしれない。最速148キロのストレートを武器に、準々決勝の明徳義塾戦では4安打完封、決勝の健大高崎戦ではリリーフで4回をノーヒットで締め胴上げ投手となった。来年のドラフトで注目されるであろう本格派右腕だ。

 

https://www.instagram.com/hrucdik/?hl=ja