ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2019年12月30日~2020年1月5日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2019年12月30日~2020年1月5日

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1位 西武・秋山翔吾 3年総額21億円でシンシナティ・レッズと合意
2位 日本ハム 陸上十種競技右代啓祐選手を入団テストに招待の意向
3位 ソフトバンク・コラス MLB目指し亡命
4位 西武・辻監督 1番金子、2番源田の構想を明かす
5位 田中将大上原浩治 複数の米メディアが選ぶ各チームのベストナインに選出される 


1位 西武・秋山翔吾 3年総額21億円でシンシナティ・レッズと合意
 西武から海外FAによるMLB移籍を目指している秋山翔吾外野手が日本時間31日、シンシナティ・レッズと合意したと伝えられた。報道によると、3年契約で2000万ドル(約21億80000万円)を超えるとみられている。

 レッズの昨シーズンの外野布陣は、ニック・センゼル(打率.256・12本塁打・42打点14盗塁)、ジェシー・ウィンカー(打率.269・16本塁打・38打点・0盗塁)、アリスティディス・アキーノ(打率.259・19本塁打・47打点・7盗塁)らが並ぶ。いずれも20代中盤から後半にかけての若い選手だが、外野の中心を担うほどの選手と呼ぶには時期尚早だろう。

 そんなチーム状況の中で新加入する秋山に対し現地メディアは、高い出塁率を記録できる俊足の左打者、耐久性があり守備力にも優れているなどと評し、早くも1番センターとして推す声も挙がっている。

 なお、米データ分析サイト「ファングラフス」は秋山の1年目の成績を「600打数164安打、打率.273、18本塁打、32二塁打、5三塁打、71打点、10盗塁」と予測している。

 日本での活躍を知っている我々としては些か物足りない数字だが、来シーズンの活躍やいかに。


2位 日本ハム 陸上十種競技右代啓祐選手を入団テストに招待の意向
 日本ハムが、陸上男子十種競技日本記録保持者の右代啓祐選手を入団テストに招待する意向を持っていることが30日、報じられた。

 十種競技は、競技特性の異なる複数種目の記録を得点化する競技だ。高い運動能力と強靱なメンタルが必要となることから、勝者は「キング・オブ・アスリート」と呼ばれる。

 右代は身長196センチ体重95キロと恵まれた体格を持ち、やり投げと円盤投げの投てき種目が得意とする。野球経験はないが、始球式では130キロ超を計測している。自身のSNSでは、とても未経験者とは思えない投球練習動画を見ることができる。

 かつては、五輪に2回出場した元陸上日本代表の飯島秀雄氏が代走専門選手としてロッテに、早大ソフトボール部から大嶋匠氏がドラフト7位で日本ハムに入団するなど、他競技から野球に挑戦した実例もある。

 右代のテスト入団への招待がどこまで本格的なものなのか図ることができないが、柔軟な発想を持つ日本ハムならではのニュースだった。
 
3位 ソフトバンク・コラス MLB目指し亡命
 ソフトバンクホークスでプレーするキューバ出身のオスカー・コラス外野手がMLBを目指し亡命したことを3日(日本時間4日)、メジャー公式サイトが伝えた。

 コラスは現在、ソフトバンクの契約保留者名簿に記載されており、この時点でMLB球団との契約は不可能だ。しかし、第三国の居住権を取得し大リーグ機構からFAとして承認されると、MLB移籍が可能となるという。

 過去にキューバから亡命した選手といえば、ニューヨーク・ヤンキースアロルディス・チャップマン投手、ヒューストン・アストロズユリエスキ・グリエル内野手などがおり、いずれも所属チームの中心選手としてプレーする。

 コラスの評価も高く、現在は一塁手や外野手としてプレーするが、投手としても150キロに迫るストレートを投げ、「キューバの大谷」とも称される。ソフトバンクでプレーした昨シーズンは、初打席初本塁打を記録するなどインパクトを残した。

 昨年末から、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の国外逃亡が世間を賑わせているが、野球界にも異例の国外逃亡による騒動が勃発した。ソフトバンクMLB球団、そしてコラスの動向に注目したい。

 

4位 西武・辻監督 1番金子、2番源田の構想を明かす
 シンシナティ・レッズに移籍が決まった秋山翔吾外野手に代わる1番打者について、埼玉西武ライオンズ辻発彦監督が2日、昨シーズン盗塁王を獲得した金子侑司外野手を据える考えを明かした。

 リーグ3連覇と日本一を目指す西武において、秋山の退団が大きな逆風となることは間違いない。しかし、これまでも同球団はFAやポスティングシステムによるMLB移籍での主力選手の退団により逆境を強いられてきたが、それらを跳ね除けてきた。昨シーズン、自身二度目となる盗塁王を獲得したスピードスターを一番に据えることで、さらなる得点力アップを図る。

 昨シーズンも開幕当初は金子が一番を務めたが、調子が上がらず秋山に一番を譲り、その後金子は下位打線に回った。昨シーズンの出塁率は.324と決して高くないため、これをどれだけ改善できるかが重要だろう。

 

5位 田中将大上原浩治 複数の米メディアが選ぶ各チームのベストナインに選出される 
  2010年代が終わり、複数の米メディアが10年間のベストナインを選出する特集を組んでいる。

 「NBCスポーツ」はレッドソックスの救援投手に上原浩治氏を、「NJ.com」はヤンキース先発1番手に田中将大投手をそれぞれ選出した。なお、ヤンキースの先発5番手には黒田博樹氏、控えの外野手にはイチロー氏が選出された。

 「NBCスポーツ」は上原の選出理由について、「スピンレートの高さと圧倒的なスプリットを武器に安定した投球で世界一の瞬間のマウンドに立ったこと」と説明する。

 「NJ.com」は田中の選出理由について、「2014年1月にマサヒロ・タナカと1億5500万ドル(約167億5500万円)で契約合意し、ヤンキースは投じた金額に対して、非常に素晴らしい見返りを手にしている」と説明する。しかし、同メディアは同時に「タナカはサイ・ヤング賞投票で5位以内に入ったことがない」とも述べている。

 田中は昨シーズン、いずれも日本人投手最多となる4度目の開幕投手、6年連続2桁勝利を記録した。もはや歴代の日本人投手の中でも最高ランクの投手の一人であることは言うまでもない。

 7年契約の最終年となる今シーズン、悲願のサイ・ヤング賞を獲得して、名実ともに歴代最高の日本人投手となってもらいたい。  


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