ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年7月6日~12日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年7月6日~12日

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1位 プロ野球 今シーズン初の有観客試合開催

2位 田沢純一 独立リーグ・埼玉武蔵に入団決定

3位 元ロッテ・ジャクソン投手 大麻取締法違反で逮捕 前日に自由契約

4位 センバツ代替大会の組み合わせ決定 昨夏決勝の再戦が実現

5位 中日ドラフト1位ルーキー・石川 プロ初スタメン初打席初安打を記録

 

1位 プロ野球 今シーズン初の有観客試合開催

 プロ野球は10日、雨天中止となった巨人対ヤクルトを除く5試合で、今季初の有観客試合が行われた。その観客の声援に応えるように、各地で熱戦が行われた。

 

 甲子園球場で行われた阪神DeNAの試合では、1回表にDeNAの1番・梶谷隆幸外野手が、1回裏には阪神の1番打者・近本光司外野手がそれぞれ先頭打者本塁打を記録。両軍に先頭打者本塁打が生まれるのは、昨年6月21日のロッテ対ヤクルトで荻野貴司外野手と山田哲人内野手が記録して以来、史上15度目。

 

 さらに劇的だったのは名古屋、大阪、福岡の3か所。ナゴヤドームで行われた中日対広島の延長10回にビシエド内野手が、京セラドームで行われたオリックス日本ハムの9日裏にアデルリン・ロドリゲス内野手が、さらに、ペイペイドームで行われたソフトバンク楽天の延長10回裏に柳田悠岐外野手がそれぞれサヨナラ本塁打を記録し、1日に3本のサヨナラ本塁打が生まれた。これは、昨年9月4日にヤクルトの山田哲人内野手DeNA筒香嘉智外野手、ロッテの田村龍弘捕手らが記録して以来、史上3度目。

 

 5000人を上限に客入れが解禁されたプロ野球は、8月1日をめどに収容人数の50%まで入場者数の引き上げを予定している。

 

 

2位 田沢純一 独立リーグ・埼玉武蔵に入団決定

 BCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズが12日、今年3月にシンシナティ・レッズ自由契約になっていた田沢純一投手の獲得を発表した。入団会見は13日に予定されている。

 

 田沢投手は、社会人野球の新日本石油に所属していた2008年、日本のプロ野球を経ずにメジャーリーグへの挑戦を表明し、ボストン・レッドソックスとメジャー契約を結んだ。その後は中継ぎとして活躍し、2013年にはクローザーの上原浩治投手とともにワールドシリーズ制覇に貢献した。日本人投手歴代3位のメジャー通算388試合に登板したが、2018年を最後にメジャー登板を果たせていなかった。

 

 MLBでは、新型コロナウイルスの影響で今季のマイナーリーグの中止が発表されている。現在フリーエージェントで、他球団への移籍を模索していた田沢だが、今シーズン中のメジャー復帰を断念せざるを得ない状況になったことで、日本での登板機会を得ることとなった。

 

 田沢のメジャー挑戦の際、NPBを経ずに海外リーグへ挑戦した場合、球団を退団しても高卒なら3年間、大学・社会人なら2年間はNPB球団と契約できないという、いわゆる「田沢ルール」が誕生した。そのため、そのルールが及ばない独立リーグに入団することで、日本球界への復帰を果たす。

 

 

3位 元ロッテ・ジャクソン投手 大麻取締法違反で逮捕 前日に自由契約

 元のロッテのジェイ・ジャクソン投手が10日、大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕された。

 

 ジャクソン投手は2016年に広島に入団すると、セットアッパーとしてリーグ3連覇に貢献。その後、MLBに復帰するも、今シーズンからロッテに入団。ここまで7試合に登板し3ホールド、1セーブ、防御率3.86の成績を残していた。

 

 逮捕の前日となる9日、ジェイ・ジャクソン投手から球団に契約解除の申し出があり、受理されたと発表されていた。その際、ロッテの松本球団本部長は「今の時点で詳しく説明できない」と話していたが、その後、ジャクソン元投手の逮捕を受けて、松本球団本部長は会見を開き謝罪した。

 

 またこの日、外国人選手に対する国内法についての啓発や研修の実施を検討していることもわかった。ロッテの松本球団本部長は会見で、キャンプ中に薬物対策を含めたコンプライアンス研修を2度実施されている一方で、通訳を介して研修を受ける外国人選手への理解度に改善の余地があると話していた。

 

 

4位 センバツ代替大会の組み合わせ決定 昨夏決勝の再戦が実現

 高野連は8日、新型コロナウイルスの影響で中止となった第92回選抜高校野球大会の代替試合となる「2020年甲子園高校野球交流試合」の組み合わせ抽選会を行った。

 

 抽選の結果、昨夏の決勝戦で戦った履正社と星陵の再戦が実現した。昨年は、星陵の奥川恭伸投手(現ヤクルト)から逆転本塁打を放った井上広大外野手(現阪神)などの活躍もあり、5―3で履正社が優勝を決めた。

 

 また、大阪桐蔭東海大相模の対戦も決まった。春夏どちらも優勝経験もある東西の強豪校同士が甲子園で対戦するのは初となる。

 

 昨秋の神宮大会を制し、プロ注目の高橋宏斗投手を擁する中京大中京は、智弁学園と対戦する。

 

 そのほか、大会1日目となる10日には、高校通算48本塁打を記録するプロ注目のスラッガー、井上朋也主将率いる花咲徳栄が、16日には、中森俊介投手、来田涼斗外野手と投打にプロ注目選手を擁する明石商業が登場する。

 

 

5位 中日ドラフト1位ルーキー・石川 プロ初スタメン初打席初安打を記録

 中日のドラフト1位ルーキー・石川昂弥内野手が12日、今季の高卒新人では12球団最速で一軍昇格し、スタメン出場を果たし、プロ初打席で初安打を記録した。

 

 前日の広島戦で正三塁手の高橋周平内野手が左太ももを負傷したことにより離脱し、二軍の全9試合に4番・サードで出場していた石川の初昇格が決まった。

 

 7番・サードで、球団として30年振りとなる高卒新人での初スタメンを果たした石川の初打席は2回裏、無死走者なしの場面。広島の先発、遠藤淳志投手の3球目をとらえた当たりはレフト線への二塁打となり、これがプロ初安打となった。同時に、この安打は21世紀生まれの選手から生まれた初めての安打となった。

 

 試合は2-7で中日が敗れたが、石川にとっては記念すべきデビュー戦となった。