ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年1月27日~2月2日

 野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年1月27日~2月2日

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1位 無名の日本人投手 冨岡聖平がアスレチックスとマイナー契約
2位 平野佳寿 マリナーズ移籍
3位 2017年夏の甲子園優勝校元主将 強盗致傷などの疑いで逮捕
4位 大瀬良大地 2年連続2回目の開幕投手が決定
5位 楽天 前オリックスのロメロの獲得を発表


1位 無名の日本人投手 冨岡聖平がアスレチックスとマイナー契約
 MLBオークランド・アスレチックスが日本時間30日、昨年まで社会人野球バイタルネットでプレーしていた冨岡聖平投手とマイナー契約を結んだことが明らかになった。

 冨岡投手は富山の桜井高校3年時に県大会で準優勝したのが最高成績で、春夏含め甲子園の出場はない。東洋大学に進学し、東都通算成績は6試合登板で1勝1敗。東洋大学ではソフトバンク・甲斐野央投手、DeNA・上茶谷大河投手、中日・梅津晃大投手、オリックス・中川圭太内野手の1学年上にあたる。その後、バイタルネットに入社するも、アマチュア時代は全国的な知名度がない無名の選手だった。

 テスト生募集の記事を目にしたことで入団テストを受験。後に冨岡自身が「すごく投げやすかった」も語るように、アメリカ仕様の硬いマウンドで自己最速95マイル(約153キロ)をマークし、スカウトの評価を得た。

 きっかけやチャンスはどこに転がっているかわからない。しかし、合格を勝ち取れたのは、日々の努力の賜物だろう。

 なお、尊敬する選手はイチローとのこと。イチローと同じく、多くの人に勇気を与える選手になってほしい。 

 

2位 平野佳寿 マリナーズ移籍
 アリゾナダイヤモンドバックスからフリーエージェントとなっていた平野佳寿投手が日本時間30日、シアトル・マリナーズと契約合意に達したことが報じられた。契約は1年で、年俸は160万ドル(約1億7600万円)のプラス出来高という内容だという。
 
 マリナーズは以前より日本人選手が多く在籍してきた。現在も菊池雄星投手、球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏も在籍しており、平野は球団11人目の日本人選手となる。

 ポスティングシステムオリックス・バファローズからダイヤモンドバックスに移籍した平野は、2シーズンで通算137試合に登板し、47ホールド、防御率3.47という成績だった。

 昨シーズンのマリナーズアメリカン・リーグ西地区で最下位に終わり、これで18年連続でポストシーズン進出を逃している。中継ぎ投手陣を見ると、マット・マギル投手が50試合に登板し、5セーブを挙げ、それぞれチーム最多記録となっている。チームの投手事情をみると、日米で中継ぎと抑えで一定の成績を残してきた平野の役割が大きくなることが予想される。

 

3位 2017年夏の甲子園優勝校元主将 強盗致傷などの疑いで逮捕
 千葉県警佐倉署は31日、2017年夏の甲子園で優勝した花咲徳栄高校の主将だった千丸剛容疑者らを強盗致傷などの疑いで逮捕したと発表した。

 千丸容疑者は花咲徳栄高校卒業後、駒大進学するも、1年時に人間関係に悩み野球部を退部し、大学も退学していた。指導者になる夢があったため、今年4月に別の大学へ入学することを目指していたという。花咲徳栄の岩井監督は以前、千丸容疑者に対し「時間があるなら練習を手伝いに来てもいいよ」と声をかけていたという。

 千丸容疑者は花咲徳栄高時代に春夏通じて甲子園に3度出場。清水達也投手(現中日)や西川愛也内野手(現西武)らと同級生で、高校3年生だった2017年には、その年の大会で1大会の個人最多本塁打記録を更新した中村奨成捕手(現広島)を擁する広陵を決勝で下し、埼玉勢初となる夏の甲子園制覇を果たした。

 一体何が千丸容疑者をそうさせたのだろうか。人間は不完全で未熟だ。だから、ヒューマンエラーが起きないような社会システムの構築を目指していかなければならない。…のはわかっている。けど…。

 

4位 大瀬良大地 2年連続2回目の開幕投手が決定
 広島の佐々岡真司監督は31日、今シーズンの開幕投手を大瀬良大地投手に任せることを明かされた。大瀬良は2年連続2回目の開幕投手となる。

 大瀬良は昨シーズン、ジョンソンとともにチーム最多となる11勝をあげ、3年連続となる2桁勝利を記録した。2年連続でチーム最多の投球回、また、昨シーズンは12球団最多の6完投を記録するなど、すでに投手陣の柱と言っても過言ではない。

 その大瀬良が今シーズン、フォーム改造に着手している。大瀬良自身によると、現在の2段モーションは負担が大きく、それがシーズン終盤の失速を招くひとつの要因であるという。実際、昨シーズンの6~8月の防御率は毎月5点台に沈むなど、課題を残した。

 別の角度でも見てみる。大瀬良の昨シーズンの平均投球回数は6.66回(※1)だった。これは、ここ5年のうちに6完投以上を記録した投手の平均投球回数がほとんどのシーズンで7を超えている(※2)ことを踏まえると、決して多いとは言えないだろう。

 ※1…1/3は0.3として算出
 ※2…2018年の山口俊の平均投球回数は5.13だが、これはチーム事情で一時リリーフに回ったことも影響する

 省エネ投球を身につけ、自身が目標と定めた200イニングをクリアすれば、リリーフ投手の負担も減る。2年ぶりのリーグ優勝を狙う広島において、大瀬良にかかる期待は大きいだろう。

 

5位 楽天 前オリックスのロメロの獲得を発表
 楽天は27日、オリックスから自由契約となっていたロメロ外野手と契約合意したことを発表した。ロメロは昨シーズン、規定打席未到達ながらも打率.305をマークし、NPB通算3シーズンで69本塁打を記録している。

 オフから積極的な補強を続ける楽天だが、ロメロの加入で、レギュラー争いと外国人選手枠争いがさらに激化することだろう。

 昨シーズン、楽天規定打席に到達した選手を見てみると、内野手では銀次、茂木、浅村、ウィーラーの4選手、外野手では島内、ブラッシュの2選手。さらに、ロッテからFAで移籍した鈴木大地が加わり、これだけで7選手になる。バッテリーを除き、残る空きポジションを単純に考えると外野手と指名打者になるが、新加入の鈴木が内野を本職としているため、内野陣もレギュラー争いは自ずと熾烈化することだろう。

 外国人選手をみると、投手はブセニッツ、宋家豪の中継ぎコンビ、今年新加入のシャギワ、野手ではウィーラー、ブセニッツ、そしてロメロとなる。この中で野手は最大3選手までを一軍登録できるが、そうなると3人の外国人投手による枠争いが生まれる。

 すでに2月1日からキャンプインしているが、紅白戦や練習試合でどのような布陣が組まれるのか、注視していきたい。


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