ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年9月14日~20日

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020914日~20

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1位 巨人・菅野 球団最多となる開幕11連勝を達成

   巨人はリーグ史上最速で優勝マジックを点灯

2位 ソフトバンク・中村 天国の恩師に捧ぐ通算1000本安打を達成

3位 オリックス・大下 育成出身初のプロ初打席初本塁打を記録

4位 DeNA・ソト 球団史上最速で通算100号本塁打を達成

5位 ヤクルト・濱田、青木、山田 プロ野球タイ記録となる

   初回3者連続本塁打を記録

 

1位 巨人・菅野 球団最多となる開幕11連勝を達成

巨人はリーグ史上最速で優勝マジックを点灯(15日火曜日)

 巨人は15日、阪神との14回戦に6-3で勝利し、優勝マジック38を点灯させた。

 巨人の先発は、前の試合で球団史上82年振りとなる開幕投手での開幕10連勝を達成した菅野智之投手。阪神の近本光司外野手に2本の本塁打を浴びるなど3度のビハインドを背負った。それでも、6回に岡本和真内野手、大城卓三捕手がタイムリーを放つなど打線がつながり、逆転勝利を収めた。

 巨人はこの勝利で、優勝マジック38を点灯。阪神タイガースが持つ2003年7月8日のマジック初点灯のリーグ最速記録を更新した。

 なお、菅野はこの日も勝利投手となっており、1938年春にヴィクトル・スタルヒン氏が達成して以来、そして、球団史上最多タイの開幕11連勝を達成した。

 その後、2試合連続完封負けを含む3連敗を喫したが、20日の横浜戦では丸佳浩外野手の2打席連続本塁打などもあり、5-0で快勝。優勝マジックを32に減らした。

 

2位 ソフトバンク・中村 

天国の恩師に捧ぐ通算1000本安打を達成(17日金曜日)

 ソフトバンク中村晃外野手が17日、史上308人目となる通算1000本安打を達成した。

 日本ハムとの18回戦は、ソフトバンク・東浜、日本ハム・上原がそれぞれ8回まで無失点に抑える投手戦となった。9回の無死一塁の場面で打席に立った中村は、6球目を捉え、三塁強襲のヒットを放ち、プロ通算1000本安打を達成。次打者、グラシアル内野手が決勝タイムリーを放ち、試合を決めた。

 前日には、3軍のコンディショニング担当の川村隆史氏の急死が発表された。川村氏は「2軍にいる時からたくさん教えてもらった」と語る通り、中村にとっては大きな影響を与えた人物だ。昨年は、中村と川村氏がダンスをする様子を収めた動画が球団公式のSNSで公開されるなど、親交が深かった。

 この日、チームは川村氏を偲んで喪章をつけて試合に臨んだ。その試合で達成された中村の偉業は、天国の恩師にも届いたことだろう。

 

3位 オリックス・大下 育成出身初のプロ初打席初本塁打を記録(15日火曜日)

 オリックスの大下誠一郎外野手が15日、育成出身としては史上初となる、プロ初打席初本塁打を記録した。

 今年から育成ドラフト6位でオリックスに入団した大下は、ここまでウエスタン・リーグで58試合に出場し、2本塁打21打点、打率.219の成績を残している。若手選手を積極的に起用する中嶋監督代行の意向もあり、前日14日に支配下登録された。

 楽天との13回戦、支配下登録後、8番・三塁で即スタメン出場を果たした大下は、同点に追いついた直後の2回、1死一、三塁の場面でプロ初打席を迎えた。その打席で育成選手として史上初となる初打席初本塁打を放ち、この一打が決勝点となり、チームは5-1で勝利を飾った。

 現在最下位に沈むなど厳しい戦いが続くオリックスだが、来季以降も見据えた中嶋監督代行による、若手の積極起用を象徴する選手の一人となるだろう。

 

4位 DeNA・ソト 球団史上最速で通算100号本塁打を達成(19日土曜日)

 DeNAのソト内野手が19日、通算100号本塁打を達成した。

 巨人との14回戦に2番・一塁で先発出場したソトは、前打者の梶谷隆幸外野手が13号ソロを放った直後の打席、二者連続となる16号ソロを放った。

 この一打で、ソトは日本通算100号本塁打を達成。出場321試合目での達成は西武・山川穂高内野手らに並ぶ史上6位タイのスピード記録。球団では、大洋時代のポンセの419試合を更新する、史上最速での達成となる。

 ソトは来日一年目の2018年に、怪我により出遅れた影響で107試合の出場にとどまりながらも、41本塁打を放ち本塁打王のタイトルを獲得。2019年は43本塁打、108打点で、2年連続となる本塁打王と初の打点王の2冠を達成した。

 今シーズンはここまでチーム最多の16本塁打、56打点と、強力打線をけん引している。本塁打は1位の巨人・岡本と阪神・大山に5本差の5位タイ、打点は巨人・岡本に5点差の3位タイと、シーズン終了までタイトル争いを続ける。

 

5位 ヤクルト・濱田、青木、山田 プロ野球タイ記録となる

初回3者連続本塁打を記録(20日日曜日)

 ヤクルトが20日プロ野球タイ記録となる、初回先頭打者から3者連続となる本塁打を記録した。

 広島との14回戦、広島は今シーズン初登板の中村祐太投手が先発。1回裏、その中村から、1番・濱田、2番・青木、3番・山田が3者続けてレフトスタンドにソロ本塁打を放ち3点を先制した。

 初回先頭打者からの3者連続本塁打は、1995年10月1日、中日の立浪、種田、松井が記録して以来、以来25年振り5度目。プロ野球タイに並ぶ記録で、球団として史上初となる。

 また、現在20歳0か月の濱田は、岩村明憲氏が20歳3か月で記録した球団の先頭打者本塁打の最年少記録を更新した。

 試合は、ヤクルトの先発、小川泰弘投手が9回に5点を失い追い上げられるも、6-8でヤクルトが逃げ切った。