ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年8月24日~30日

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020824日~30

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1位 黒人男性銃撃を受け、MLB14球団が試合延期を発表

2位 BC栃木 元ソフトバンク川崎との契約を発表

3位 「プロ志望高校生合同練習会」甲子園で開始

4位 オリックス・山本 日本人先発投手最長の25イニング連続奪三振記録を達成

5位 巨人・菅野 球団82年振りとなる大記録で無傷の9連勝を飾る

 

1位 黒人男性銃撃を受け、MLB14球団が試合延期を発表

 MLBで次々と試合延期が発表されている。その背景には、黒人男性への発表時間がある。

 事の発端は現地時間23日、ウィスコンシン州で白人警官による黒人男性への銃撃事件が発生したこと。この日、車に乗り込もうとした黒人男性を白人警察が背後から7発の銃弾を発砲。その様子の一部はSNSで拡散され、人種差別への抗議デモへと発展した。

 男性は車内にいた3人の子どもの前で銃弾を受け、これにより下半身が麻痺する重傷を負ったという。なお、警察官が銃を発砲した理由は、現在も不明。

 これに抗議する形で、26日、国内のプロスポーツチームやアスリートが次々と試合の延期や棄権を発表。MLBでは、同州を本拠地とするミルウォーキー・ブルワーズなどをはじめ、翌日にかけて全14チームが試合の延期を発表した。

 奇しくもMLBでは、28日に初の黒人選手である故ジャッキー・ロビンソン氏の功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」が実施された。

 

2位 BC栃木 元ソフトバンク川崎との契約を発表(28日金曜日)

 独立リーグ栃木ゴールデンブレーブスは28日、ソフトバンクなどで活躍した川崎宗則内野手との契約を発表した。背番号はソフトバンク時代にも着けていた「52」。

 川崎は2000年にダイエーに入団すると、2003年にレギュラーを獲得。2006年、2009年とWBC日本代表に選出され、侍ジャパンの2連覇に貢献。2012年にMLBに挑戦し、3球団でプレーした。

 2017年にソフトバンクに復帰するも、2018年に体調不良により退団。2019年7月に台湾プロ野球の味全で選手兼客員コーチに就任。今月24日から、BC栃木の練習に参加していた。

 練習に参加した初日には「NPBは考えていない」「(練習期間の)4日間で決められたら決めたい」と話すなど、入団を示唆するコメントをしていた。入団会見は9月7日に予定されている。

 

3位 「プロ志望高校生合同練習会」甲子園で開始(29日土曜日)

 高野連NPBが主催する「プロ志望高校生合同練習会」が29日、甲子園球場で始まった。

 この練習会は、新型コロナウイルス感染拡大により春夏の甲子園などが中止となったことを受け、プロ球団へのアピールの場として設けられたもの。

 5月20日夏の甲子園の中止が発表された翌日、プロを志望する高校生を対象にした合宿形式のトライアウトの実施を検討していることが明らかになると、その後、25日に東西にわかれて合同練習を実施することが決定した。

 参加者はプロ志望届と練習会への参加届を提出した選手たち、全118人。プロ球団のスカウトや大学・社会人の関係者も多く視察に訪れる中、最速153キロ右腕・福岡大大濠の山下舜平大投手など、プロ注目の選手も参加する。

 練習会は8月30日、31日に甲子園球場、9月5日、6日に東京ドームでそれぞれ行われる。

 

4位 オリックス・山本 日本人先発投手最長の25イニング連続奪三振記録を達成(25日火曜日)

 オリックスの山本由伸投手が25日、日本人投手最長となる、25イニング連続奪三振を達成した。

 7月26日の楽天戦の3回から22回連続奪三振を継続し、1968年に江夏豊氏が記録した23イニング連続奪三振の日本人先発投手記録にあと1回に迫る中で迎えたこの日のソフトバンク戦。初回に栗原から三振を奪い、江夏氏の記録に並ぶと、2回に甲斐から三振を奪い記録を更新、3回にグラシアルから奪った三振で連続奪三振記録を25回まで伸ばした。

 この記録は、外国人投手を含めても先発投手として史上3位の記録。なお、救援投手を含めた連続イニング奪三振の最長記録は、2015年にソフトバンクのサファテ投手が記録した43イニング。

 なお、山本はこの試合で6回を投げ2失点と粘りの投球を見せたが、打線がソフトバンク先発の千賀、救援のモイネロ、嘉弥真と完封リレーに抑えられ、今シーズン2敗目を喫した。これで、オリックスは自力消滅が消滅した。

 

5位 巨人・菅野 球団82年振りとなる大記録で無傷の9連勝を飾る(25日火曜日)

 巨人の菅野智之投手が25日のヤクルト戦で、今シーズン9勝目を挙げた。

 この勝利で無傷の9連勝。球団での9連勝は、13連勝した1966年の堀内恒夫氏以来54年振り、開幕投手での9連勝は1938年のスタルヒン以来82年振りとなる。

 昨年は11勝を挙げながらも腰痛の影響でプロ入り後初めて規定投球回を逃すなど、菅野自身も不本意だったと語るシーズンだった。今シーズンはキャンプから新フォームに着手するなどの試行錯誤が功を奏し、ここまで圧巻の成績で現在首位を走る巨人の原動力となっている。

 現在、防御率(1.61)、勝利数(9)、勝率(1.000)と投手三冠。奪三振は中日の大野雄大投手に次いで2位(67)につけている。今シーズンも折り返しを迎えたが、前半戦のMVPと言っても過言ではないだろう。今後の成績次第では、投手主要4部門を総ナメする可能性もあり2018年以来、通算3度目の沢村賞獲得も見えてくる。