ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年11月23日~29日

野球ニュース 個人的注目ランキング 20201123日~29

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1位 中日・大野 自身初の沢村賞受賞

2位 ソフトバンク 史上初の2年連続4連勝で日本一を達成

3位 選手会 3選手の契約保留をめぐって中日に抗議文を送付

4位 DeNA・梶谷、井納 FA権行使を表明

5位 楽天・松井 来季は再び抑え起用 石井GM兼監督が明言

 

1位 中日・大野 自身初の沢村賞受賞(月曜日)

 沢村賞の選考委員会が23日に開かれ、中日の大野雄大投手の受賞が決まった。

注目を集めたのは、開幕戦からの13連勝というプロ野球新記録を達成した巨人の菅野智之投手と、両リーグ最多の10完投6完封を記録した中日の大野雄大投手の2投手。選考委員会の間でも、両投手で意見が割れ、さらには、同時受賞を推す声もあったという。

 大野の受賞理由は主に、完投数の多さ。堀内恒夫委員長は「完投、完封、いろいろ加味して大野となった」、村田兆治委員は「最終的には大野の完投数」、さらに、平松選考委員は「完投しなきゃいけないと我々は口酸っぱく云っているが、沢村賞の本来の先発完投の姿を大野君がここで見せてくれた」と、沢村賞が先発完投型の投手に贈られる賞という趣旨を引き合いに出した上で、大野の完投数が受賞の決め手となったことを明かした。

 大野の沢村賞受賞は自身初。中日からの受賞は2004年に川上憲伸氏が受賞して以来、16年ぶり9人目となった。

 

2位 ソフトバンク 史上初の2年連続4連勝で日本一を達成(水曜日)

 ソフトバンクが25日、4年連続11度目の日本一を決めた。

 ソフトバンクは今シーズン、3年ぶりにパ・リーグを制し日本シリーズに進出。昨シーズンに続き、巨人との対戦となった。

 初戦は巨人のエース・菅野を攻略して日本シリーズ新記録となる9連勝で先勝。2戦目はデスパイネ日本シリーズタイ記録となる1試合6打点を記録し連勝を決めた。3戦目は9回途中まで継続ノーヒットノーランを見せて王手をかけた。

 その中で迎えた4戦目、柳田の逆転本塁打と盤石の投手リレーで日本一を決めた。MVPは、シリーズ打率.500をマークした栗原陵矢捕手が受賞した。

 4連覇はパ・リーグ球団史上初、さらに、昨シーズンに続いての2年連続の4連勝での日本一はプロ野球史上初の快挙。一方巨人は、日本シリーズ最多タイの9連敗を喫した。

 

3位 選手会 中日に抗議文を送付 中日3選手の契約保留をめぐって(金曜日)

 日本プロ野球選手会が28日、中日に対して抗議文を送付した。

 事の発端は今月26日から始まった契約更改。捕手としてチーム最多の88試合に出場した木下拓哉選手、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した福敬登投手、チーム2位の8勝をあげた福谷浩司投手の3選手が、球団からの提示に対してサインを保留したことから。

 それぞれ、「希望額と開きがあったため保留した」(木下)、「査定の中で不透明な部分があった」(福)、「金額よりは、他チームの契約更改の結果を込みで考えたい」(福谷)と保留とした理由を説明した。

 選手会は、中日の加藤球団代表による年俸査定方法の説明が二転三転したり、不十分であることに加え、メディアに対して金額への不満でもめている印象を与える発言をしていると指摘した。さらに、選手と球団の信頼関係を維持できない状況を指摘し、所属選手に対する十分な説明と誠実な協議を求めた。

 中日の契約更改をめぐっては、昨年、祖父江大輔投手がダウン提示を受けたことでサインを保留したことでも大きな話題となっていた。

 

4位 DeNA・梶谷、井納 FA権行使を表明(金曜日)

  DeNA梶谷隆幸外野手、井納翔一投手が27日、今季中に取得をしたFA権を行使することを正式に表明した。

 今シーズン、主に1番として打線をけん引した梶谷は、109試合に出場し、19本塁打、53打点、打率.323はキャリアハイを更新するとともに、リーグ2位の好成績を残した。

 井納は今シーズン、17試合に先発し、チーム2位の6勝を記録。先発と中継ぎをどちらもこなし、また、人的補償の発生しないCランクということもあり、投手力の補強を目指す球団は獲得に向けて動き出す可能性もある。

 梶谷は「他球団の評価もやっぱり聞きたい」、井納は「来年35歳で(FA権を)持っていても仕方ない」と、それぞれ権利を行使した理由について説明した。なお球団は、両選手の宣言残留を認めている。

 

5位 楽天・松井 来季は再び抑え起用 石井GM兼監督が明言(金曜日)

 楽天石井一久GM兼任監督が27日、松井裕樹投手を来シーズンは抑えとして再起用する方針を明かした。

 松井はプロ2年目からクローザーに定着すると、2018年に史上最年少で通算100セーブを記録。2019年に左投手としてはリーグ歴代最多の38セーブをマークし、最多セーブのタイトルを獲得するなど活躍。その年の契約更改後に先発転向を明言。今シーズンは先発として10試合に登板し、3勝3敗、防御率3.66を記録するも、シーズン終盤は再び救援に回っていた。

 石井GM兼任監督は松井に対し、「先発とリリーフではストライクの取り方が違う。来季抑えに取り組むにあたって、いろんな引き出しを作って今年のシーズンを終えることができた」と来シーズンに向けて期待を寄せている。

 松井は今シーズン、与四球割合が先発としては9.7%、救援としては10.0%と大きな差がなかった。その一方で、奪三振割合は先発時は25.2%だったのに対し、救援時は41.7%と大きな差が見られた。1イニングあたりに出す走者を示すWHIPも、先発時は1.45、救援時は0.55と、救援として登板時の方が高い安定感を示していた。