ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年11月30日~12月6日

野球ニュース 個人的注目ランキング 20201130日~126

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1位 ロッテ・澤村 海外FA権行使を表明

2位 ヤクルト・小川 国内FA権行使を表明

3位 漫画家・水島新司さん 引退を発表

4位 イチロー氏 智辯和歌山高でアマ指導者デビュー

5位 西武・増田 FA残留を宣言 選手流出は6年ぶりのゼロに

 

1位 ロッテ・澤村 海外FA権行使を表明(月曜日)

 ロッテの澤村拓一投手が30日、海外FA権行使の書類を提出した。澤村は今シーズン中に海外FA権を取得しており、その去就が注目されていた。

 澤村はこの日、日米42球団との交渉が可能になったことを受け、「米国への移籍、ロッテ以外への国内の移籍、すべて考えられる中で、自分を一番必要としている球団で腕を振りたいなという気持ちです」とコメントした。

 ロッテ残留の可能性を残し、また、球団も宣言残留を認める一方で、すでにイチロー氏やシアトル・マリナーズ平野佳寿投手らを担当した代理人と契約するなど、MLB挑戦が最有力と見られる。

 澤村の武器は、最速150キロ後半のストレートと、スプリット。日本人投手が投げる落ちる球がMLBでも通用することは、野茂、佐々木、上原ら先人らが証明した。また、MLBでは現在、澤村と同学年の田中将大前田健太両投手が活躍している。澤村も、それに続くことができるだろうか。

 

2位 ヤクルト・小川 国内FA権行使を表明(金曜日)

 ヤクルトの小川泰弘投手が4日、国内FA権行使の書類を提出した。小川は今シーズン中に国内FA権を取得しており、その去就が注目されたが、宣言最終日での表明となった。

 小川は今シーズン終了後に「他球団の評価を聞いてみたい」と、権利行使を示唆していた。一方、球団は宣言残留を容認。すでに契約年数と年俸を、現在の提示から上方修正するとも報道されている。

 小川は今シーズン、20試合に登板し、5年ぶりに2桁勝利を記録。8月15日のDeNA戦では、史上82人目となるノーヒットノーランを達成した。プロ8年間で通算181試合に登板し、75勝、59敗、防御率3.63。毎年100イニング以上登板するタフさを持ち、先発として獲得調査を行う球団もあるという。

 ヤクルトでは今シーズン、山田哲人内野手石山泰稚投手といった主力選手が国内FA権を取得していたが、すでに残留を宣言している。

 

3位 漫画家・水島新司さん 引退を発表(火曜日)

 漫画『ドカベン』シリーズなどで知られる漫画家・水島新司さんが1日、引退を発表した。引退を決断した経緯は明らかとなっていない。

 水島さんは1958年に漫画家デビュー。1972年に連載が開始された『ドカベン』が国民的人気を誇る野球漫画になると、2018年に完結するまで46年間に渡り連載された。単行本はシリーズ全205巻、累計発行部数は4800万部を記録している。

 同作は子どもから大人まで幅広い世代に愛されたが、プロ野球関係者の中にもファンは多い。『―プロ野球編』は、同作の愛読者であり、主人公の山田太郎に憧れていた清原和博氏(当時西武)の直談判により始まったという逸話もある。

 漫画家として2005年に紫綬褒章、14年に旭日小綬章を受賞。球界の発展に貢献してきたとして、 2020年には、来年度に表彰される野球殿堂の特別表彰の候補にも挙がっていたが、これを辞退していた。2018年8月に発表した『あぶさん』の読み切りが、漫画家としての最後の作品となった。

 

4位 イチロー氏 智辯和歌山高でアマ指導者デビュー(金曜日)

 マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が4日、アマチュア球界で指導者デビューを果たした。

 イチロー氏は、甲子園春夏3度の優勝を誇る智弁和歌山高の練習に参加。3日間に及んで行われる指導の中で、初日の2日は選手を観察し、3日目に実際に指導を行った。最終日のフリー打撃では柵越えを連発し、選手たちの度肝を抜いた。

 臨時指導の中では、今秋のドラフトで日本ハムから4位で指名された細川凌平内野手に打撃始動する一幕もあった。細川はイチロー氏のバットを使い打撃を行い、また、最後にはイチロー氏から「また、どこかで会おう」と激励されという。

 イチロー氏は2019年3月に現役を引退。その年の12月に学生野球資格回復のためのプロ側の研修会を受講し、今年2月に学生野球資格回復が認定された。アマチュア球界との交流は、智辯和歌山高校の試合での応援に感銘を受けたことがきっかけで2018年から開始。昨年12月には、智弁和歌山高の教職員チームとの草野球に参加していた。

 

5位 西武・増田 FA残留を宣言 選手流出は6年ぶりのゼロに(金曜日)

 西武の増田達至投手が4日、宣言残留を表明した。増田は今シーズン中に国内FA権を取得しており、その去就が注目されたが、FA権を行使した上で4年契約を結び残留することになった。

 増田は決断に至った経緯を「球団には、交渉するにつれて評価していただいていると思いました。8年間お世話になり、応援もしていただいていた。少しでもチームに貢献して恩返ししたい」と説明。そして、「生涯ライオンズでやっていきたいと思ってます」と明言した。

 増田は2012年にドラフト1位で西武ライオンズに入団。2年目からセットアッパーに定着すると、2015年に最優秀中継ぎを獲得。2016年からクローザーに転向し、今シーズンは33セーブを記録し、最多セーブのタイトルを獲得した。

 なお、西武はこれまで12球団最多の19選手がFA宣言により流出している。10年から13年は4年連続、15年から昨年までは5年連続で、国内外の他球団へ移籍。今季のFA流出は6年ぶりのゼロとなった。