ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年12月14日~20日

野球ニュース 個人的注目ランキング 20201214日~20

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1位 MVPは柳田・菅野、新人王は平良・森下が受賞

2位 ベストナイン発表 巨人から最多5選手選出

3位 ゴールデン・グラブ発表 SBから最多4選手選出

4位 セ・リーグでのDH導入制 セ理事会では否決も、選手会では賛成多数

5位 西武 自律神経失調症からの復活目指す多和田と育成契約

 

1位 MVPは柳田・菅野、新人王は平良・森下が受賞(木曜日)

 プロ野球の年間表彰式「NPBアワーズ2020」が17日行われ、今シーズンのMVPと新人王が発表された。MVPには、パ・リーグソフトバンク柳田悠岐外野手、セ・リーグは巨人・菅野智之投手、新人王には、パ・リーグは西武・平良海馬投手セ・リーグは、広島・森下暢仁投手がそれぞれ選出された。

 柳田は打率は.342、29本塁打、86打点を記録。146安打を放ち最多安打のタイトルを獲得し、チームの4年連続の日本一に貢献した。通算2度目の受賞となった。

 菅野はプロ野球新記録の開幕13連勝を達成するリーグ最多の14勝、同1位の勝率.875、同2位の防御率1.97を記録。チームのリーグ連覇に貢献し、通算2度目の受賞となった。

 平良は2017年にドラフト4位で西武に入団。3年目以上の新人王は通算9人目。中継ぎで54試合に登板し、防御率1.87、リーグ2位の33ホールドを記録。開幕から10試合で9回2/3回イニングを無安打に抑え、“ノーヒットノーラン”を達成したことでも話題となった。

 森下は2019年にドラフト1位で広島に入団。開幕から先発ローテーション入りし、18試合に先発。チーム最多の10勝、防御率はリーグ2位の1.91を記録した。新人投手による2桁勝利と防御率1点台は、54年ぶりの快挙となった。

 

2位 ベストナイン発表 巨人から最多5選手選出(水曜日)

 今シーズンのベストナインが16日、発表された。パ・リーグでは、日本一を達成したソフトバンクがリーグ最多となる3選手が受賞。中でも、千賀滉大投手、甲斐拓也捕手が、育成出身バッテリーとしては初の同時受賞となった。

 一塁手部門には打点王日本ハム中田翔内野手二塁手部門には本塁打王楽天・浅村栄斗内野手、外野手部門には首位打者オリックス吉田正尚外野手、最多安打ソフトバンク柳田悠岐外野手、いずれも打撃部門のタイトルホルダーの受賞となった。

 初受賞となったのは、楽天鈴木大地内野手日本ハム・近藤健介外野手、西武・栗山巧選手の3選手。なお、鈴木は過去に遊撃手として2度、近藤は指名打者として1度、栗山は外野手で3度受賞している。

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 セ・リーグでは、リーグ優勝を果たした巨人が、12球団最多となる5選手が受賞。プロ野球新記録となる開幕13連勝を達成した菅野智之投手、リーグ史上最速で通算2000本安打を達成した坂本勇人内野手の常連組が受賞。なお、坂本、丸佳浩外野手は共に6度目の受賞となり、これは今季の受賞者では最多となる。さらに、本塁打と打点の2冠を獲得した岡本和真内野手、城卓三捕手が初受賞となった。

 岡本、大城と共に初受賞となったのは、野手最年少タイでの受賞となったヤクルト・村上宗隆内野手と、首位打者を獲得したDeNA・佐野恵太外野手。キャリアを通じて初受賞となった選手がパ・リーグではゼロだったのに対し、セ・リーグでは4選手が初受賞した。

 一方、二塁手部門と外野手部門に、今季オフに巨人を戦力外になった選手が投票されるなど、現在の選出方法を疑問視する声もあがった。

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3位 ゴールデン・グラブ発表 SBから最多4選手選出(金曜日)

 「第49回 三井ゴールデン・グラブ賞」が18日に発表された。

 パ・リーグでは、日本一を達成したソフトバンクが、12球団最多となる4選手が受賞。中でも甲斐拓也捕手は、7年連続の城島健司氏に次ぐ4年連続での受賞となった。

 一塁手部門では、ソフトバンク中村晃外野手が初受賞。また、日本ハム中田翔内野手も4度目の受賞。両選手の獲得票が同数で、異例の同時受賞となった。

 中村のほか初受賞となったのは、西武・外崎修汰内野手楽天鈴木大地内野手日本ハム大田泰示外野手4選手。なお、鈴木は二塁手で受賞歴があり、複数ポジションでの受賞はリーグ10人目となる。

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 セ・リーグでは、中日がリーグ最多となる3選手が受賞。高橋周平内野手は2年連続、大島洋平外野手は球団歴代最多の8年連続8度目の受賞、ダヤン・ビシエド内野手は来日5年目で初受賞となった。

 二塁手部門では、二塁手として史上初の守備率10割を達成した広島・菊池涼介内野手が受賞。今回の受賞者の中では最長となる8年連続8度目の受賞となった。

 捕手部門では、阪神・梅野隆太郎捕手が3年連続での受賞。捕手としての3年連続受賞は、リーグ19年ぶり、さらに、球団史上初の快挙となる。

 外野手部門では、ヤクルト・青木宣親外野手が9年ぶり7度目の受賞。外野手で38歳9カ月での受賞は両リーグ最年長記録となった。

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4位 セ・リーグでのDH導入制 セ理事会では否決も、選手会では賛成多数

 セ・リーグでのDH制導入について、日本プロ野球選手会でも意見交換されていたことが16日、明らかになった。(※)

 セ・リーグのDH制導入に関しては、昨年10月に巨人の原監督が提言したことで活発に議論されるようになった。今月14日には、巨人から来シーズンのDH制導入を提案する文書が提出されたが、同日中に、賛成2球団、反対4球団で否決された。

 巨人はDH制導入を提言する理由について、コロナ禍における投手の負担軽減、チームの強化、さらに、点差によって投手が打席で打撃に対し消極的になることがプロスポーツのあり方として「許されるものではない」ことを理由としてあげた。一方反対派は、投手交代の妙が減る、野球は9人で行うもの、DH制が本当に投手のけが防止や疲労解消に結び付くのか、などをあげた異論を唱えた。(※)

 選手会炭谷銀仁朗会長は「選手の中にもさまざまな意見があるので議論し提言していきたい」「投手の負担減を歓迎する声もある」と明かし、今後も議論を交わしていく姿勢を示した。今月3日には選手会大総会でセ・リーグでのDH制導入に関するアンケートを実施。その結果、9割以上が導入に賛成しているという回答が得られたともいう。(※)

※12月17日付のサンケイスポーツによる

 

5位 西武 自律神経失調症からの復活目指す多和田と育成契約(金曜日)

 西武は18日、多和田真三郎投手と育成契約を結んだことを発表した。

 多和田は2015年にドラフト1位で西武ライオンズに入団すると、1年目から7勝を記録。3年目の2018年には16勝を挙げ、最多勝のタイトルを獲得した。

 2019年は開幕投手を務めるも、9月に頻脈性不整脈と診断を受けた。その後、自律神経失調症であることが判明し、一時、契約保留選手となっていた。

 今年の春季キャンプを不参加し治療に専念。3月に3軍に合流すると、7月に再び支配下契約を結んだ。8月に2軍戦で実戦に復帰し、5試合に登板するも、今シーズン中の一軍登板はなく、11月に来季構想外となっていた。

 多和田は「メットライフドームのマウンドで自分の投球をすることを目標に、頑張ってまいります」、渡辺久信GMは「自分の体調を見ながら、自分のペースで支配下登録を目指して頑張って欲しい」とそれぞれコメントした。