ほーりーの野球日記

野球ニュース 個人的注目ランキング 2020年8月3日~9日

野球ニュース 個人的注目ランキング 202083日~9

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1位 エンゼルス・大谷 今季の投手登板終了 来季の二刀流復帰を目指す

2位 試合以外で注目を詰めた伝統のカード

   不適切動画削除・増田投手起用をめぐる舌戦

3位 ソチ五輪銀メダリストのエディ・アルバレス

   30歳でメジャーデビューを果たす

4位 ソフトバンク・サファテ 引退示唆? SNSに意味深投稿

5位 選手会 「田沢ルール」撤廃を申し入れ

 

1位 エンゼルス・大谷 今季の投手登板終了 来季の二刀流復帰を目指す(日本時間5日水曜日)

 エンゼルス大谷翔平投手について、今シーズンは投手としての出場がないことが、日本時間5日明らかになった。

 大谷投手は2日、今シーズン2度目の先発登板を果たしたが、突如球速が落ちるなど、一昨年に手術した右腕に違和感を覚え、2回途中で降板した。直後に受けたMRI検査で右前腕屈筋損傷と診断され、その後、マドン監督により、今シーズは投手として起用しないことが明かされた。

 一方、打者としての出場は可能だという。4番・DHでスタメンに復帰した7日には、2回の第一打席でレフトスタンドへ第3号となる本塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。なお、この一打は大谷にとってMLB通算43号で、日本人選手としては福留孝介外野手を抜いて5位の記録となる。

 二刀流復帰を目指す今シーズンが、新型コロナウイルスの影響で調整が不十分なまま開幕を迎えたことも、こうした事態を引き起こした原因のひとつと考えられる。野手として出場を続けながら投手としてのリハビリを進め、万全の準備を行った上で、来シーズンの二刀流復帰を目指す。

 

2位 試合以外で注目を詰めた伝統のカード 不適切動画削除・増田投手起用をめぐる舌戦

 巨人の増田大輝内野手が6日、プロで初めて投手として登板した。

 8回まで0-11と大量リードを許した巨人は、控え投手温存のために内野手登録の増田を6番手として起用した。3分の2を投げ無安打1四球の無失点に抑えた。

 思いがけず話題となったのが、試合後だった。球団OBの堀内恒夫氏と、かつて原監督のもとで巨人のヘッドコーチを務めた伊原春樹氏が「伝統に反する」などとしてこの起用法を批判した。一方で、MLB経験者の上原浩治氏とダルビッシュ有投手が、この起用法を擁護し、堀内氏、伊原氏の理屈に苦言を呈した。

 前日5日には、巨人が試合前に行った円陣での掛け声が、その試合で先発した阪神の藤浪投手への失礼にあたる発言だったとして、その様子を収めた動画をSNSから削除し、謝罪コメントを発表する事態となった。

 試合以外のグランド内外でも注目を集める伝統のカードとなってしまった。

 

3位 ソチ五輪銀メダリストのエディ・アルバレス 30歳でメジャーデビューを果たす(日本時間5日水曜日)

 マイアミ・マーリンズエディ・アルバレス内野手が日本時間5日、8番・セカンドで出場し、メジャーデビューを果たした。

 2014年にホワイトソックスマイナー契約を結んだアルバレス内野手は、その年のソチ五輪でスピードスケート男子代表として出場し、ショートトラック男子5000メートルリレーで銀メダルを獲得した経歴を持つ。五輪後に野球に専念し、昨シーズンは3Aで66試合に出場し、打率.323、12本塁打、43打点の好成績を残した。

 メジャー初出場の試合は、3打席無安打に終わったが、守備では難しいゴロをアウトにするなどの見せ場もあった。

 他競技の五輪メダリストの出場は、1912年にストックホルム五輪で陸上の十種競技、五種競技で金メダルを獲得し、ジャイアンツなどでプレーしたジム・ソープ氏以来史上2人目となる。

 

4位 ソフトバンク・サファテ 引退示唆? SNSに意味深投稿(8日土曜日)

 ソフトバンクデニス・サファテ投手が8日、自身のFacebookに引退を示唆するコメントを発表した。球団は現時点での引退を否定しており、話し合いの場を設けるという。

 2018年に手術した右股関節の怪我からの復帰を目指すサファテ投手は、7日に治療のために一時帰国していた。翌8日、「プロ野球選手として20年現役を続けたが、私にとって最後の試合はすでに終えた」と現役引退を示唆した。

 これに対しソフトバンクの三笠GMは「引退だ、と言ったつもりはなくて、そうなるかもしれないという意図と聞いている」と話し、再度話し合いの場を設ける予定と説明している。

 サファテ投手は2011年に広島に入団し、来日一年目で35セーブを記録。14年からソフトバンクでプレーし、15年から3年連続最多セーブを獲得。17年には日本記録を更新するシーズン54セーブを挙げ、チームの日本一に貢献し、MVPを受賞した。通算セーブ数は234で、名球会入りまであと16セーブと迫っている。

 

5位 選手会 「田沢ルール」撤廃を申し入れ(5日水曜日)

 NPB選手会の事務折衝が5日行われ、選手会側が「田沢ルール」の撤廃を申し入れたことが明らかになった。NPB側は選手会からの申し入れを受け入れ、今後、検討していくという。

 「田沢ルール」とは、ドラフト指名を拒否したアマチュア選手が海外リーグの球団とプロ契約を結んだ場合、FAとなっても一定期間を空けなければ、NPB球団と契約することができないというルールのこと。

 先日、埼玉武蔵ヒートベアーズに入団した田沢純一投手が、新日本石油に所属していた2008年、日本のプロ野球を経ずにメジャーリーグへの挑戦を表明し、ボストン・レッドソックスとメジャー契約を結んだことをきっかけに採用されていた。

 田沢投手の入団に際し、上原浩治氏などがこのルールに対し異議を唱えるなど、このルールへの議論が再燃しているが、今後、本格的な協議に入る。